概要 - 書き出しデータを更新する

書き出しデータは、データ ソースに対して最新になるように更新できます。書き出しデータは、データ書き出し表に出力されているか、外部ファイルに出力されているかにかかわらず、手動で更新できます。また、SAVE[保存]や PLOT[印刷]コマンドのようなコマンドを使用したときに表示される通知を利用して、更新することもできます。[データ書き出し - 書き出し表が更新されていません]ダイアログ ボックスから表を更新することもできます。

注: 外部ファイルに書き出されたデータは、データ ソースに対して最新であるかどうかを確認するためのチェックは行われないため、通知は表示されません。

書き出しデータを手動更新する

データ書き出しに使用した図面を変更した場合、手動でデータを更新できます。

外部ファイルに出力された書き出しデータを更新するには、[データ書き出し]ウィザードを使用して、書き出しに使用した DXE ファイルを指定します。

注: .dxe ファイルは、データ書き出しを新規に行ったときに指定したファイルの名前と場所に保存されています。

また、データ書き出し(DXE)ファイルを使用すると、既存のデータ書き出し設定を編集して、データを書き出す図面を追加、除去したり、オブジェクトを追加、除去したり、別のプロパティを選択することもできます。同じ DXE ファイルを参照する表は、その表が他の図面内にある場合でも、表を更新すると変更が反映されます。

書き出しデータを自動更新する

データ ソース内の情報に対して、表の書き出しデータに影響する変更が行われると、書き出しデータが最新でないことが通知されます(属性書き出し表に対しては、通知は表示されません)。システム変数 DXEVAL の設定に応じて、OPEN[開く]または SAVE[保存]コマンドのような特定のコマンドを使用したときに、[データ書き出し - 書き出し表が更新されていません]ダイアログ ボックスが表示されます。既定では、DXEVAL は、PLOT[印刷]または ETRANSMIT[e-トランスミット]コマンドを使用したときに、書き出しデータが最新でないかどうかがチェックされ、自動更新されないように設定されています。

重要: DXEVAL が 8 (パブリッシュ時に更新)に、BACKGROUNDPLOT が 2 または 3 に設定されている場合、ファイルのパブリッシュ時に更新に関するプロンプトが表示されます。ただし、DWF 内の表は更新されません。パブリッシュするファイルに更新された表を含めるには、システム変数 BACKGROUNDPLOT を 0(ゼロ)または 1 に設定します。

SAVE、PLOT、PUBLISH、ETRANSMIT コマンドの使用時に、自動更新するように設定できます。自動更新が有効な場合は、書き出しデータが自動的にチェックされ、データ ソースに対して最新かどうかが確認されます。最新でない場合は、ユーザに通知せずに更新処理が行われます。PLOT または ETRANSMIT コマンドを使用すると、未保存のデータ書き出しは、図面が印刷または e-トランスミットされる前に更新されます。

同時に複数の図面を開くときに、各図面で DXEVAL の設定が 1 の場合(図面を開いたときに更新のチェックをするよう設定されている場合)、最新でないデータ書き出し表を含む各図面で、ダイアログ ボックスが表示されます。図面を更新することも、すべての更新をスキップすることもできます。

後でデータ書き出し表のショートカット メニューを使用して更新することができます。

データ書き出し表のセルを旧リリースのプログラムで編集し、その後現在のバージョンで開くと、編集した表のセルはロック解除されます。現在のリリースで表を更新すると、いくつかのセルが上書きされていることを知らせるダイアログ ボックスが表示されます。更新時に、セルを上書きすることも、セルの上書きをスキップすることもできます。

注: 最終的に保存、印刷、パブリッシュ、e-トランスミット、アーカイブする前に、通知されるように設定しておくことをお勧めします。

属性書き出し表を更新する

[属性書き出し]ウィザードを使用して作成された表の内容を更新できます。属性書き出しを更新する前に、表をデータ書き出し表に変換する必要があります。

注: 属性書き出し表の列の幅と高さは、データ書き出し表に変換した後は保持されません。