概要 - コマンド プロンプト計算機能

コマンド プロンプト計算機能に式を入力して、すばやく数値を計算したり、図面上の点の位置を調べることができます。

CAL[ジオメトリック計算]コマンドは、3D 計算ユーティリティを実行して、ベクトル式(点、ベクトル、数字を結合)、実数式、整数式を評価します。計算機能では、標準的な算術関数を実行できます。また、点、ベクトル、ジオメトリに関連する計算を行うための一連の専門的な関数もあります。CAL コマンドで、次の操作を行うことができます。

式を評価する

CAL コマンドは、数式の標準の優先規則に従って式を評価します。

算術演算子の優先順位(優先順位の高い順)

演算子

演算

( )

式のグループ化

^

べき乗

*, /

乗算、除算

+, -

加算、減算

点を計算する

コマンドの実行中に点または数値を計算する必要がある場合は、CAL コマンドを使用できます。

たとえば、線分の中点と円の中心の中間にある点を指定するには、(mid+cen)/2 と入力します。

次の例は、CAL コマンドを作図ツールとして使用しています。新しい円の中心を検出し、既存の円の半径の 5 分の 1 を計算します。

次に、コマンド プロンプト シーケンスを示します。

コマンド: circle

円の中心点を指定 または [2 点(2 P)/3 点(3P) /接、接、半(T)]: 'cal

>> 式を入力: (mid+cen)/2

>> 図形を選択 MID スナップ: 溝の線分(1)を選択します。

>> 図形を選択 CEN スナップ: 大きな円(2)を選択します。

円の半径を指定 または [直径(D)]: 'cal

>> 式を入力: 1/5*rad

>> RAD 関数で使用する円、円弧、またはポリラインを選択: 大きな円(3)を選択します。

ダイアログ ボックスで数式を計算する

=式 の直後に[Alt]+[Enter]を押すという形式を使用して、ダイアログ ボックスに数式を入力し、評価できます。

注:

ダイアログ ボックスで式を評価するには、システム変数 CALCINPUT を 1 に設定する必要があります。