概要 - グリップを使用して複数のコピーを作成する

いずれかのグリップ モードを使用すると、オブジェクトの修正時に複数のコピーを作成できます。

たとえば、[複写(C)]オプションを使用すると、選択したオブジェクトを回転すると同時に、ポインティング デバイスで指定した位置にオブジェクトのコピーを配置することができます。

連続複写するには、[Ctrl]を押しながら 1 点目を指定する方法もあります。たとえば、ストレッチ グリップ モードを使用している場合、線分などのオブジェクトをストレッチすると同時に、そのオブジェクトを複写し、作図領域の任意の点に配置することができます。グリップをオフにするまで、オブジェクトが連続複写されます。

注: グリップを使用して複数の尺度表現を含む異尺度対応オブジェクトを何度も複写する場合、現在の尺度表現のみが複写されます。

オフセット スナップや回転スナップを定義する

オフセット スナップを使用すると、複数のコピーを一定の間隔で配置できます。オフセット スナップは、オブジェクトと最初のコピーとの距離によって定義されます。次の照明のレイアウトでは、照明器具のシンボルの最初のコピーを 2 単位のオフセットで配置しています。それ以降のコピーはすべて 2 単位ずつ離れて配置されます。

[Ctrl]を押しながら、ポインティング デバイスを使用して複数の複写点を指定すると、最後に指定した 2 点に基づくオフセット点にグラフィック カーソルがスナップします。次の図では、線分 1 の中点は座標(8,5)にあります。この中点を基準として、[Ctrl]とストレッチ グリップ モードを使用して線分 2 を複写すると、その中点は(9,5)になります。3 番目の線分は、座標値(10,5)に基づいたオフセットにスナップします。

同様に、回転スナップを使用して、複数のコピーを基点グリップを中心に一定の角度間隔で配置できます。回転グリップ モードを使用しているときは、回転スナップはオブジェクトと次のコピー間の角度によって定義されます。回転スナップを使用するには、[Ctrl]を押したままにします。