中心マークと中心線は、寸法記入時に基準とする、穴の中心や対称の軸です。
中心マークと中心線は、自動調整オブジェクトです。関連付けられているオブジェクトを移動または修正すると、中心マークと中心線も自動的に調整されます。中心マークや中心線とオブジェクトとの関連付けを解除したり、選択したオブジェクトに再度関連付けることができます。
中心マーク
中心マークを作成して、円や円弧の中心を示すことができます。
中心マークのサイズ、および中心線の寸法補助線の尺度やフォントをコントロールすることができます。また、中心線の寸法補助線を非表示にすることもできます。
中心線
2 つの線分セグメントを選択して、自動調整中心線を作成することができます。
中心線は、選択した 2 つの線分の始点と終点の仮想中点の間に作成されます。平行でない線分を選択すると、中心線は、選択した線分の仮想交点と終点との間に描画されます。
中心線は、2 本の交差する線分の角度を 2 等分します。この例では、クリック点の位置によって中心線の方向が定義されています。
現在のレイヤの優先設定
デフォルトでは、すべての新しいオブジェクトは現在のレイヤに作成されます。新しい中心線オブジェクトと中心マークオブジェクトの場合は、CENTERLAYERシステム変数を使用して画層を指定することで、現在の画層とは異なるデフォルト画層を指定できます。
制限
中心マークと中心線の機能セットは、次の場合に最適です。
- モデル空間から印刷またはパブリッシュする図面。
- ペーパー空間に注釈を記入した図面。
異尺度対応尺度および寸法スタイルのサポートの両方とも使用できません。