MILLISECS (システム変数)

システムを起動してからのミリ秒単位の経過時間を表す数値が格納されます。

(読み込み専用)

タイプ:	整数型
保存先:	保存されません
初期値:	不定

MILLISECS に格納されているミリ秒単位の数値は、Windows API の GetTickCount 関数が返す数値と同じです。システムを再起動すると、GetTickCount 関数が返すミリ秒単位の数値は 0 にリセットされます。

経過時間は、MILLISECS が返す数値の差によって求めることができます。秒単位の数値は、MILLISECS を 1000 で割ることによって求めることができます。

AutoCAD LT 以外の AutoCAD ベースの製品では、AutoLISP を使用して、MILLISECS が返す値から秒単位の数値を計算することができます。

(setq ms (getvar "MILLISECS"))
(setq seconds (/ ms 1000.0))

注: AutoCAD 2017 ベースの製品から、システム変数 CDATE および DATE が返す時刻には、ミリ秒は含まれなくなりました。1 秒未満の時間差を計算する必要がある場合は、MILLISECS を使用する必要があります。