ビュー投影により、モデルにリアルな視覚的効果が生まれます。
ViewCube ツールは、2 種類のビュー投影モード(パース投影と直交投影)、およびこれらのモードの組み合わせ(直交面でパース投影)をサポートしています。直交投影は、平行投影とも呼ばれます。パース投影ビューは、理論上のカメラ位置と目標点との距離に基づいて計算されます。カメラ位置と目標点間の距離を短くするほどパース効果による歪みが大きくなり、距離を長くするほどモデルのパース効果による歪みが小さくなります。直交投影ビューには、モデルのすべての点が画面に平行投影されて表示されます。
直交投影モードでは、カメラからの距離に関係なく、モデルのすべてのエッジが同じサイズで表示されるので、作業が容易になります。しかし、直交投影モードは、実世界で普通に見られるオブジェクトとは視覚的に異なります。実世界のオブジェクトは、パース投影で表現されます。そのため、レンダリング ビューや隠線処理ビューを生成する場合は、モデルがリアルに見えるように、パース投影を使用します。
次の図は、同じ視線方向から見た同じモデルを示していますが、ビュー投影法が異なります。
平行投影 |
パース投影 |
モデルのビューを変更すると、ViewCube ツールの現在の投影モードが[直交面でパース投影]でない限り、ビューは直前の投影モードを使用して更新されます。[直交面でパース投影]モードでは、モデルをいずれかの面ビュー(上面、下面、前面、後面、左面、右面)で表示している場合を除き、すべてのビューが強制的にパース投影法で表示されます。