STRETCH[ストレッチ] (コマンド)

選択窓または選択ポリゴンで囲まれたオブジェクトをストレッチします。

検索

交差選択窓に一部が含まれているオブジェクトは、ストレッチされます。交差選択窓に完全に含まれているオブジェクト、または個別に選択したオブジェクトは、ストレッチされずに移動されます。円、楕円、ブロックなどいくつかのタイプのオブジェクトはストレッチできません。

次のプロンプトが表示されます。

オブジェクトを選択

ストレッチするオブジェクトの部分を指定します。ポリゴン交差選択法または交差オブジェクト選択法を使用します。選択を終了したら、[Enter]を押します。

STRETCH[ストレッチ]コマンドは、交差選択窓の外側にある頂点や端点はそのままにして、内側にある頂点と端点のみを移動します。STRETCH コマンドは、3D ソリッド、ポリラインの幅、接線、フィットカーブ情報を変更することはありません。

基点

ストレッチによるオフセット量の計算の基点を指定します。この基点は、ストレッチされる領域の外側に置くことができます。

2 点目
ストレッチの距離と方向を定義するための 2 番目の点を指定します。基点からこの点までの距離と方向によって、オブジェクトの選択した部分が、どの方向にどれくらいストレッチされるかが決まります。
基点を移動距離として使用
ストレッチの距離と方向が、図面の座標 0,0,0 から指定した基点までの距離と方向に基づいて決定されるように指定します。

[移動距離(D)]

ストレッチの相対距離と方向を指定します。
  • 現在の場所からの相対距離に基づいて移動距離を設定するには、X,Y,Z 形式で距離を入力します。たとえば、5,4,0 と入力すると、選択した部分は、元の位置から X 軸方向に 5 単位、Y 軸方向に 4 単位ストレッチされます。
  • 図面の 0,0,0 座標からの距離と方向に基づいて移動距離を設定するには、作図領域で位置をクリックします。たとえば、1,2,0 の点をクリックすると、選択した部分は、現在の位置から X 軸方向に 1 単位、Y 軸方向に 2 単位ストレッチされます。