[機能の設定]タブ([AutoCAD Raster Design オプション]ダイアログ ボックス)

このタブを使用して、イメージ ファイルをロックする方法、消しゴムおよびクロップ線の幅、[ベクトル化ツール]の消しゴム設定などの図面のグローバル設定を行います。マウス ボタンの動作をコントロールすることもできます。

ロック設定

ロックなし:

ネットワーク環境で作業していない場合、または 2 人がネットワーク ドライブから同時に同じイメージにアクセスすることがない場合にのみ、このオプションを選択します。

ロック ファイル:

DOS のファイル共有をサポートしていないネットワークを使用する場合、またはネットワーク上で複数のプラットフォームを使用する場合に、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、そのイメージ ファイルを閉じるまで、書き込みアクセスを拒否するロック ファイルが作成されます。このファイルは、オペレーティング システムではロックされません。

このファイル ロック方法では、ロック ファイルがあるときにシステム障害が発生した場合には、そのロック ファイルを手動で削除してください。ロック ファイルには、拡張子 .l_k が付き、ファイル名はイメージ ファイルと同じ名前です。ロック ファイルは、イメージ ファイルと同じディレクトリ、または指定したロック ディレクトリのどちらかに存在します。

詳細は、「イメージ フレームのロック方法」を参照してください。

注: インターネット上ではファイルをロックできません。
OS/ネットワーク ロック:

DOS のファイル共有をサポートしているネットワーク上で作業している場合に、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、オペレーティング システムまたはネットワーク ソフトウェアでロックされているマークの付いたロック ファイルが作成されます。このファイルは、それを閉じるまで、イメージへの書き込みアクセスを拒否します。この方法では、ロック ファイルがあるときにシステム障害が発生すると、そのロック ファイルは、コンピュータを再起動するときにオペレーティング システムまたはネットワーク ソフトウェアによってロックが解除されます。

ロック ファイルのディレクトリ:

ロック ファイルを格納するディレクトリを指定します。

削除方法

消しゴム:

[削除]ツールを使用すると、ベクトルの背後のラスターオブジェクトが消しゴムで削除されます。

REM:

削除ツールを使用すると、ベクトルの背後のラスターオブジェクトが削除されます。

ショートカット メニューに表示:

ショートカット メニューから[ベクトル背後のラスターを削除]ツールを使用できるようにします。

消しゴム/クロップの線幅:

消しゴムおよびクロップ コマンドで使われる線幅を、AutoCAD 単位で指定します。または、[点を指定]をクリックし、ラスター イメージ上の 2 点をクリックして、線幅を定義することもできます。

注: autorub[自動消しゴム]コマンドを使用して、消しゴム/クロップの線幅を指定することもできます。詳細は、「消しゴムとクロップの線幅」を参照してください。
サムネール オプション:

AutoCAD Raster Design toolsetは、イメージを保存するときに、そのイメージのサムネイルを作成します。AutoCAD Raster Design toolsetがイメージ ファイル全体を読み取らなければならない場合よりも格段に速くイメージ プレビューにサムネイルが表示されます。このオプションは、TIFF、TARGA、FLIC ファイルなどのサムネールをサポートするイメージ形式に対してのみ動作します。詳細は、「イメージ サムネール」を参照してください。