REM オブジェクトを作成すると、その REM オブジェクトはイメージに関連付けられます。REM オブジェクトのジオメトリや位置を変更する AutoCAD コマンドを実行すると、REM オブジェクトとイメージとの関連付けがなくなります。そのような AutoCAD コマンドには、MOVE[移動]、SCALE[尺度変更]、ROTATE[回転]、ERASE[削除]コマンドがあります。また、ismooth[REM スムーズ化]コマンドを実行しても関連付けがなくなります。詳細は、REM 線をスムーズにするを参照してください。
オリジナルのイメージのジオメトリや位置を変更した場合は、関連付けられている REM オブジェクトはその変更に従って調整されます。たとえば、イメージを新しい位置に移動すると、そのイメージに関連付けられているすべての REM オブジェクトは一緒に移動し、削除されません。イメージが削除またはロード解除されると、そのイメージに関連付けられているすべての REM オブジェクトも削除されます。
長方形領域を REM オブジェクトとして定義してから移動すると、オリジナルのイメージ内のラスター データが削除されます。
交点と重なるように REM プリミティブや拡張モノクロ領域を定義すると、このような REM オブジェクトを MOVE[移動]コマンドで移動した後でも交点は維持されます。
REM オブジェクトに対する変更を保存するには、オブジェクトをイメージに合成するか、オブジェクトから新しいラスター イメージを作成する必要があります。詳細はREM オブジェクトをイメージに合成するとREM オブジェクトを新しいラスター イメージに変換するを参照してください。
REM オブジェクトは印刷できません。