AutoLISP の機能強化

AutoLISP と DCL の機能強化には、Microsoft Visual Studio (VS) Code を使用したクロス プラットフォーム開発およびUnicode サポートがあります。

クロスプラットフォーム開発

VS Code と一緒に使用する新しい AutoLISP Extension がリリースされました。この Extension は、AutoCAD で AutoLISP ソース(LSP)ファイルを編集およびデバッグできるようにします。

AutoLISP Extension を使用すると、次のことができます。

VS Code および AutoCAD AutoLISP Extension のスタートアップについては、「Visual Studio Code のスタートアップ」を参照してください。

AutoLISP による Unicode のサポート

AutoCAD 2020 以前の AutoCAD ベースの製品の AutoLISP は、Unicode 文字を完全にはサポートしていませんでした。文字列の操作に関する多くの関数は、マルチバイト文字セット(MBCS)のみをサポートしていました。これは、文字の長さがわかっていることを前提にした関数や、文字列内の複数の文字の長さを返す関数で問題を引き起こしていました。Unicode 文字をサポートするように更新された関数の詳細については、「新規および変更された AutoLISP 関数リファレンス(AutoLISP)」トピックを参照してください。

新しいコマンド

MAKELISPAPP[LISP アプリ作成] - 1 つまたは複数の AutoLISP(LSP)ソース ファイルを、ユーザに配布およびコードを保護することができるアプリケーション(VLX)ファイルにコンパイルします。

変更されたコマンド

VLISP[VLISP エディタ] - AutoLISP 開発環境を表示します。

新しいシステム変数

LISPSYS - VLISP[VLISP エディタ]コマンドを使用して開始する既定の AutoLISP 開発環境をコントロールします。