3 方向(T 字型)または 4 方向の交差点の動的ななモデルを作成することができます。
最も単純な形式の交差点は、2 つの線形が交差する位置を選択することで作成できます。これにより、図面に交差点オブジェクト(オブジェクト タイプ AeccIntersection)が作成され、[プロスペクター]ツリーにも表示されます。
交差点の別の作成方法として、道路の線形、オフセット線形、および縦断を事前に作成する方法があります。これらの予備的な設計項目の準備が整った段階で、道路設計ジオメトリ コンポーネントの 3D の特徴を活用した交差点オブジェクトを作成することができます。
交差点の作成には、次のような既存の Autodesk Civil 3D オブジェクトを使用します。
- 線形(平面): 交差点では、交差する 2 つの道路の中心線を定義するために使用します。中心線線形、オフセット線形、交差点巻き込み部線形の 3 種類の線形を使用します。中心線線形とオフセット線形は、交差点オブジェクトの水平ジオメトリを定義するために使用します。
- 縦断(縦断線形): 平面線形に沿ってサーフェスおよび設計標高を定義するために使用します。
- サーフェス: サーフェス縦断を作成し、交差点のコリドーのグレーディングを設定するために使用します。
- コリドー: 交差点の 3D の特性を表すためにコリドーを自動的に作成できます。新たに作成したコリドーの情報を交差線形上の既存のコリドーに追加することもできます。
- アセンブリ: 交差点を表すコリドーを作成するには、道路アセンブリが必要です。交差点コリドーを作成するには、適切なアセンブリを使用して交差点モデルを構築できる必要があります。Autodesk Civil 3D には、既定の交差点アセンブリのセットが付属しています。また、作成する交差点のニーズに合わせて独自に設計したカスタム アセンブリを作成することもできます。
- アセンブリ セット: 交差点コリドーにはアセンブリ セットが必要です。アセンブリ セットは、特定タイプの交差点の設計用に特別に設計されたアセンブリのセットです。アセンブリ セットに含まれているアセンブリは、アセンブリ セット ファイルと呼ばれる .xml ファイルで定義されています。Autodesk Civil 3D には、既定のアセンブリ セットとアセンブリ セット ファイルが付属しています。この既定のアセンブリ セットを使用して交差点を作成できます。また、独自のカスタム アセンブリ セットを作成することもできます。
- サブアセンブリ: コリドー横断のジオメトリを(アセンブリを通じて)定義します。たとえば、典型的な道路は、中心線の右車線または左車線の舗装されたレーン、舗装された路肩、側溝と縁石、道路脇のグレーディングから構成されます。これらの各コンポーネントは、サブアセンブリとして個別に定義します。各種サブアセンブリを追加して、標準アセンブリを作成し、そのアセンブリを線形に沿って測点範囲に適用します。
交差点オブジェクトには、交差点オブジェクト マーカーをコントロールする独自の表示スタイルがあります。また、オフセット線形、交差点巻き込み部線形、コリドーなどの交差点コンポーネントにも独自の表示スタイルがあります。
