概要 - 外部参照にラベルを付ける

外部参照オブジェクトのラベル付けのプロセスは、作業中の図面上の他のオブジェクトのラベル付けのプロセスと変わりありません。外部参照オブジェクトをソース図面で変更すると、対応するラベルが動的に更新されます。

外部参照のオブジェクトに追加するラベルは、現在の図面に存在します。外部参照をアタッチ解除する場合、現在の図面に作成されたラベルは失われます。

作成する外部参照ラベルには、次の条件があります。

  1. 外部参照は、現在の図面上の 0, 0, 0 に挿入する必要があります。
  2. 外部参照には、1,1,1 の尺度を使用する必要があります。
  3. 外部参照は回転できません。

外部参照内のオブジェクトは、コンテキストとして個別に選択できません。

外部参照を修正すると、外部参照ラベルが影響を受ける場合や削除される場合があります。外部参照コマンドまたは AutoCAD コマンドを使用して外部参照を修正した場合の既存の外部参照ラベルの動作を、次の表に示します。

コマンド 結果
外部参照アンロード アンロード中、ラベルが一時的に消えますが、ラベル自体はまだ存在します。外部参照がリロードされると、ラベルは再び表示されます。
壊れている(外部参照が見つからない) これは、外部参照ファイルの名前またはそのパスが変更されていたり、ファイル自体が削除されている場合に発生します。発見できない間、ラベルは一時的に消えますが、ラベル自体はまだ存在します。外部参照がリロードされると、ラベルは再び表示されます。
外部参照アタッチ解除(または消去) ラベルが消去されているため、復元できません。
外部参照リロード 外部参照に基づきラベルが更新されます。外部参照が修正されている場合、ラベルが更新されます。外部参照が削除されている場合、ラベルが消去されます。
外部参照をバインド ラベルは消去されます。
外部参照を分解 ラベルは消去されます。
外部参照のサイズまたは位置を変更する AutoCAD コマンド。移動、回転、またはストレッチなど。 ラベルは、新しい挿入点において「???」という単一の行の文字に変換されます。外部参照が以前の挿入要件に合うように再び変更された場合、ラベルは再生成され、設計どおりに表示されます。外部参照が移動されると、ラベルは移動された外部参照を表示します。

Autodesk Civil 3D オブジェクトおよびラベルを含む図面を別の図面に外部参照として挿入した場合、ラベルは変更されません。ラベルを含む外部参照を挿入する場合は、フリーズできる画層上にラベルを設定することが推奨されます。

チュートリアル実習: 注釈用に図面を外部参照としてアタッチする