このダイアログ ボックスを使用して、集水域関連の設定を表示、変更します。
このトピックでは、集水域関連の図面レベル、フィーチャ レベル、およびコマンド レベルの設定を編集するダイアログ ボックスの設定について説明します。
除外集水域は、他の集水域が除外であるかどうかに関係なく、他のすべての集水域を除外します。除外集水域の境界(および流路)は、除外集水域が作成されるときに既存の集水域によって変更されるか、または新しい集水域が作成されるときに新しい集水域によって変更されます。
集水域が作成される際、次の 2 つの状況に応じて他のすべての集水域がチェックされます。
集水域の流出係数を指定します。指定できる値は 0.01 から 1.00 です。流出係数は有理式によって流出を計算するときに使用されます。この値は使用されません。しかし、[Storm and Sanitary Analysis で編集]コマンドを使用するときに、集水域データの一部として書き出され、Storm and Sanitary Analysis で使用することができます。
TR-55 が集中時間(Tc)計算方法として使用されていると、シート流、浅集中流、水路流設定がすべて使用されます。ユーザ定義の集中時間が指定されている場合、これらの水流の値が使用されます。この設定は[集水域のプロパティ]で修正することができます。
シート流は平面を覆う非常に浅い流れです。それは Tc の最初の要素で、水文学最遠方ポイントで開始されます。シート流は通常、0.1 フィート以下の深さで生じ、シート流の長さが数百フィートを越えることはほとんどありません。シート流の最大長は 300 フィートです。マニングの n で測定されるように、シート流を計算するために使われたデータは、水流の長さ、勾配、2-year 24-hour 降雨量、および地表粗度です。
それぞれの流路に対して作成するシート流セグメントの既定の数を指定します。
シート流セグメントに適用する既定のマニングの粗度係数を指定します。
集水域に 2-year 24-hour 降雨強度値を指定します。この値は、シート流の移動時間を計算する TR-55 集中時間式に使用されます。
浅集中流タイプは、通常、最大 300 フィートのシート流の後に生じます。浅集中流の平均速度は、流域勾配と水路マテリアル(舗装、未舗装)によって決定されます。浅流が起きる典型的な領域は、家と車道の側溝セクションの間の低湿地にあります。
浅集中流が通るサーフェス タイプを指定します。
水路流タイプは、測量された水路の断面情報が得られた場所、水路が航空写真の上で見える場所、または流水が USGS 四辺形シート上で示される場所で始まります。
水路流セグメントに適用する既定のマニングの粗度係数を指定します。
開水路の断面積を指定します。これは、堤防まで満ちる条件(水路が堤防まで満ちるとき)の水路断面積です。この値は、水路流の移動時間を計算する TR-55 集中時間式にインプットとして使用されます。
開水路の潤辺を指定します。断面ビューで、水路は近似の U 字型を持ちます。潤辺はこの「U」の長さです。 この値は、水路流の移動時間を計算する TR-55 集中時間式にインプットとして使用されます。
[集中時間]の計算に使用する方法、[TR-55]または[ユーザ定義]を指定します。