指定した位置から特定の勾配で計画線ベースのコリドー上のポイントの標高を設定するには、[参照でコリドー基線の標高を設定]コマンドを使用します。それに応じて、このコマンドはコリドー基線上の対応する PI の標高も調整します。
このコマンドを使用すると、図面内の隣接するオブジェクトに対するコリドー上のポイントの標高を指定できます。調整するコリドーの基線は計画線である必要があります。
コマンドを開始した後、参照ポイントを選択して勾配の始点を定義し、コリドー上のポイントを選択し、2 つのポイント間の勾配を指定します。コリドー上のポイントが調整され、コリドー上の選択したポイントに最も近い計画線上の PI が更新されます。
コリドー上の選択したポイントの近くの基線に PI がない場合、[挿入]オプションを使用して PI を挿入することができます。
- [参照でコリドー基線の標高を設定]コマンドを実行する前に、コリドーが最新であることを確認します。[コリドーを再作成]コマンドを使用してコリドーを再作成することができます。
- [修正]タブ
[標高を編集]パネル
[参照でコリドー基線の標高を設定]
をクリックします。
- 使用する参照ポイントを選択します。たとえば、調整するコリドーに隣接するオブジェクト上のポイントを選択します。
選択したポイントの標高がコマンド ラインに表示されます。
- 調整するコリドー上のポイントを選択します。
- コリドー上のポイントを選択するには、オブジェクト スナップが必要です。
- ポイントはコリドー計画線上にある必要があります。
- コリドーは基線として計画線を持っている必要があります。
- 選択した位置の近くのコリドー基線に PI がない場合は、PI を追加するよう求めるプロンプトが表示されます。
- 3D ビューで低いポイントを選択した場合でも、選択した位置の最上部のコードが勾配の計算に使用されます。
- 次のいずれかの操作を行います。
- 勾配を入力します。参照ポイントとコリドー上で選択したポイントの間に勾配が適用され、それに応じてコリドー基線の PI が調整されます。
- Slope と入力して勾配を入力します。入力する勾配は分母です。たとえば、勾配として 5 を入力した場合、勾配は 1:5 になります。参照ポイントとコリドー上のポイントの間に勾配が適用されます。
[参照でコリドー基線の標高を設定]コマンドを使用する際のヒント
- [参照でコリドー基線の標高を設定]コマンドを使用するには、計画線ベースのコリドーが必要です。線形と縦断ベースのコリドーはサポートされません。
- 中心線とサブアセンブリの間にギャップがあるアセンブリはサポートされません。
- オフセット アセンブリはサポートされません。
- コリドー上のポイントを選択するには、オブジェクト スナップが必要です。オブジェクト スナップがオフの場合、コリドー上のポイントを選択することはできません。
- 極トラッキングで識別されるポイントを選択することはできません。そのようなポイントを選択すると、関連付けられた PI が基線上にある、最も近いポイントがコマンドによって使用されます。
- アセンブリ間隔が存在するコリドー上のポイントを選択する必要はありませんが、ポイントはコリドー計画線上にある必要があります。
- 別のツールを使用して勾配を確認する場合、ツールが最上部のポイントとは異なるポイントを選択する可能性があるため、勾配が正しくないことがあります。
- 選択した参照ポイントがコリドー自体の上にある場合、勾配を入力した後に参照ポイントが調整される可能性があるため、結果が正しくない可能性があります。