ウィザードを使用して横断勾配摺り付けデータを計算するには

道路タイプ、車線数、路肩コントロール、横断勾配摺り付けの計算方法を指定するには、このウィザードを使用します。

実習 1: 線形の横断勾配摺り付けを計算する

[横断勾配摺り付け]ウィザードを使用すると、次の操作を実行できます。

注: ウィザードのオプションは、選択した道路の横断のタイプによって異なる場合があります。図面での作業を続行するには、ウィザードを完了するか、コマンドを終了する必要があります。
  1. 図面内の線形をクリックします。
  2. [線形]タブ [修正]パネル [横断勾配摺り付け]ドロップダウン [横断勾配摺り付けを計算/編集] 検索をクリックします。
    注: 横断勾配摺り付けデータがない線形に対して[横断勾配摺り付けを計算/編集]コマンドを初めて使用する際は、線形の曲線(円弧)ごとに横断勾配摺り付け曲線が計算されます。タスク ダイアログ ボックスが表示され、次のオプションのいずれかを指定します。
    • [横断勾配摺り付けを今すぐ計算]: このオプションを選択すると、[横断勾配摺り付けを計算]ウィザードが起動します。
    • [横断勾配摺り付けの曲線マネージャを開く]: このオプションを選択すると、[横断勾配摺り付け曲線マネージャ]が開き、曲線データを表示できます。

      初回の横断勾配摺り付けの計算が完了すると、[横断勾配摺り付けを計算/編集]コマンドにより[横断勾配摺り付け曲線マネージャ]が自動的に表示されます。

  3. [横断勾配摺り付けを計算 - 道路タイプ]ページで、次のいずれかの道路タイプを選択します。
    • [非分割クラウン付き]
    • [非分割片勾配]
      注: リスト ボックスで、高い側の位置を[左端][レベル][右端]の中から指定します。
    • [中央分離帯を持つクラウン付きに分割]
    • [中央分離帯を持つ平面に分割]
  4. [基点を定める方法]を指定します。
  5. 分割道路タイプの場合は、[中央分離帯の取り扱い]を指定します。
  6. [次へ]をクリックします。
  7. [横断勾配摺り付けを計算 - 車線]ページで、車線数を指定します。必要に応じて、[対称道路]チェック ボックスをオフにし、左側と右側の車線数を指定します。
    注: 車線の数として[1]を選択した場合、[横断勾配摺り付けタブ エディタ] (パノラマ)に表示される車線は外側の車線になります。内側の車線のラベル、式、その他の参照は、タブ エディタに値を返しません。内側の車線の値をタブ エディタに表示するには、車線数として[2]を選択します。
  8. 道路の各側について[標準車線幅][標準車線勾配]の値を入力します。
    注: [標準車線幅][標準車線勾配]の値は、[対称道路]ボックスがオフになっていても、常に道路の両側で同じです。車線数は、左右の側の間で変わることができる唯一のパラメータです。
  9. [次へ]をクリックします。
  10. [横断勾配摺り付けを計算 - 路肩コントロール]ページで、[路肩勾配の処理]のオプションを指定します。[路肩勾配の処理]のリストに表示されるオプションは、道路タイプによって異なる場合があります。
  11. [標準路肩幅]の値を入力します。
  12. [標準路肩勾配]の値を入力します。
  13. [最大路肩ロールオーバー]の値を適用するかどうかを指定します。
  14. [次へ]をクリックします。
  15. [横断勾配摺り付けを計算 - 計算]ページで次の項目を指定します。
    • [設計基準ファイル]
    • [横断勾配摺り付け率テーブル]
      注: 事前定義のテーブルではなく、公式に基づいて横断勾配摺り付け率を計算する場合は、リストから[公式による横断勾配摺り付け率]を選択します。Civil 3D に付属している基準ファイルには、AASHTO 標準に基づいた単純な公式が定義されています。この公式では、特定の半径と設計速度の横断勾配摺り付けを計算します。この公式は、地方自治体で採用されている AASHTO 以外の要件を満たすように編集することができます。
    • [摺り付けの長さテーブル]
    • [計算方法]
    • [ランオフ長の摺り付け公式]
    • [曲線のスムージング]: 曲線のスムージングを適用するには、チェック ボックスをオンにして、スムージングの値を入力します。
    • [重なりを自動的に解決]: このオプションを選択すると、線形全体でオーバーラップ状態がすべて解決されます。
  16. [完了]をクリックします。[横断勾配摺り付けタブ エディタ]が表示されます。