労力を節約し、複数の図面で統一性を保つには、図面テンプレートを使用します。
図面設定を設定する上での基準として、ニーズに最も即した既存のテンプレートを選択します。
使用可能なテンプレートを確認するには、[新規作成]を選択します。事前設定されたオブジェクト スタイルが必要な場合は、名前が「_AutoCAD Civil 3D」で始まるテンプレートを使用することをお勧めします。
最初のテンプレートを選択したら、次に設定の確認と編集を行います。[ツールスペース]の[設定]タブで、図面名を右クリックし、[図面設定を編集]をクリックします。[図面設定]ダイアログ ボックスには、5 つのタブと多くの設定項目があります。
[図面設定]ダイアログ ボックス
見落とすことが多い設定項目の 1 つに、[一般]設定グループの[コマンド変更を設定に保存]があります。これを[はい]に設定すると、線形曲線の曲率半径などの設定を変更するたびに、変更内容が今後の既定値として保存されます。
このタブで他に重要な設定項目として、[独立したレイヤ]があります。レイヤの表示/非表示を切り替えることで、オブジェクトの表示/非表示の制御を可能にする場合は、[いいえ]に設定します。
図面レベルで行った環境設定は、優先設定しない限り、フィーチャ レベルでも適用できます。
[環境設定]タブでは、図面内の 1 つまたは複数のフィーチャ(オブジェクト)の設定を変更すると、変更した設定の横にある[子が優先]列に矢印が表示されます。この矢印をクリックすることで、優先をキャンセルすることができます。また、設定をロックおよびフィーチャ レベルでの優先を防止するには[ロック]アイコンをクリックします。
[環境設定]を使用してスタイルの優先をキャンセル
図面設定の作業が終了したら、次にポイントやサーフェスなど、個別のフィーチャの作業に移ります。これは、[設定]ツリーで各フィーチャを右クリックして、[フィーチャ設定を編集]をクリックして行います各フィーチャと各フィーチャ ラベルの既定のスタイル、フィーチャ名の形式、その他の変更が必要な設定を検討することができます。