VBA ベースの Autodesk Civil 3D のパイプと構造物のルールを図面上で .NET に変換することができます。
Autodesk Civil 3D 2008 およびそれ以前の Autodesk Civil 3D に含まれているパイプと構造物のルールは、VBA を使用して作成されており、.dvb ファイル(C3DPipeNetworkRules.dvb)に保持されていました。
Autodesk Civil 3D 2009 では、作成した新規のパイプ ネットワーク ルールは、.NET dll バージョンのルールを参照し、したがって .NET .dll ファイル(C3DPipeNetworkRules.dll)を参照します。
通常、.NET ベースのルールは、VBA ベースのルールに比べてより高い性能を提供します。Autodesk Civil 3D 2009 およびそれ以降のバージョンでも VBA ベースのルールはサポートされます。
VBA パイプ ネットワーク ルール ファイル(C3DPipeNetworkRules.dvb)に変更を加えていない場合は、このコマンドを使用して図面上のパイプと構造物のルールを .NET に変換することをお勧めします。C3DPipeNetworkRules.dvb ルール ファイルに編集を加えている場合、ルールを .NET に変換することはお勧めしません。変換すると、C3DPipeNetworkRules.dvb に対して行った VBA の変更が失われてしまいます。
Autodesk Civil 3D 2009 またはそれ以降で、新規のルール セットを作成すると、そのルールは .NET dll バージョンになります。Autodesk Civil 3D 2008 またはそれ以前のバージョンの Autodesk Civil 3D で作成されたルール セットを含む図面を開くと、.NET コマンドを実行して変換を行わない限り、そのルール セットは VBA バージョンのルールを参照および実行します。
次の点に注意してください。