このダイアログ ボックスを使用して、一度に複数の図面およびテンプレート ファイルを開き、指定されたバージョンの Autodesk Civil 3D に保存することができます。 また、バッチ処理の一部としてカスタム スクリプトを実行することもできます。
- [ターゲット Civil 3D バージョン]
- 図面を保存するバージョンを指定します。
- ご使用のコンピュータにインストールされている Civil 3D のバージョンのみがリストに表示されます。バージョン 2014 ~ 2023 が Autodesk Batch Save Utility でサポートされています。
- 初めてバージョン 2014 および 2015 に保存するときは、管理者として Autodesk Batch Save Utility を実行する必要があります。[Autodesk Batch Save Utility]を右クリックし、[管理者として実行]または[その他] [管理者として実行]をクリックします(オペレーティング システムのバージョンによって異なります)。
- バージョン 2014~2017 に保存する場合、Autodesk Batch Save Utility はターゲット バージョンの Civil 3D が最新の Service Pack にアップグレードされているかどうかを確認します。アップグレードされていない場合、Autodesk Batch Save Utility は続行する前に最新の Service Pack をインストールするように求めるプロンプトを表示します。
- Autodesk Batch Save Utility では、図面は以前のバージョンには保存されません。
たとえば、ターゲット バージョンとして 2016 を選択し、選択する図面が既に AutoCAD Civil 3D 2017 で保存されている場合、その図面はバッチ保存処理でスキップされます。
重要: ほとんどの場合、上位バージョンに保存した図面は、アプリケーションの旧バージョンで開くことはできません。[図面をスキップ]の下で[ターゲット Civil 3D バージョンと互換性なし]チェック ボックスをオンにすることにより、選択した図面を上位バージョンに保存しないことを指定できます。
[カスタム スクリプト]
バッチ保存処理の一部としてカスタム スクリプトを実行できます。
以下のサンプル スクリプト ファイルが C:\ProgramData\Autodesk\C3D 2023\BatchSaveTool\Scripts にあります。
- qsave.scr: バッチ保存処理の一部として QSAVE コマンドを実行します。
-
defaultClean.scr: バッチ保存処理の一部として PURGE コマンド、AUDIT コマンド、および QSAVE コマンドを実行する、defaultClean.lsp ファイルを実行します。
スクリプト作成については、「概要 - コマンドスクリプト」を参照してください。
スクリプトの詳細ログを生成する方法については、[コマンド ウィンドウを表示]チェック ボックスに関する情報を参照してください。
- [選択]
-
スクリプトがあるフォルダを指定します。フォルダを指定した後で、ドロップダウン リストからスクリプトを選択します。
カスタム スクリプトを実行した場合は、そのスクリプトをフォルダ内に格納し、[選択]ボタンを使用してこのフォルダを指定します。
- [編集]
- スクリプトを編集することができるように、テキスト エディタでスクリプトを開きます。
[ターゲット フォルダ]
開いて保存するファイルが含まれているフォルダ、および除外するフォルダを指定します。Autodesk Batch Save Utility は、含まれているフォルダおよびそのサブフォルダ内の DWG ファイルと DWT ファイルの両方を開いて保存します。
- [含める]
-
- [追加]: 含めるフォルダの選択に使用できるダイアログ ボックスを開きます。
- [削除]: 現在選択されているフォルダをリストから削除します。
- [すべてのフォルダ]: ローカル ドライブとネットワーク ドライブの両方を追加します。
- [除外]
-
- [追加]: 除外するフォルダの選択に使用できるダイアログ ボックスを開きます。
- [削除]: 現在選択されているフォルダをリストから削除します。
[図面をスキップ]
次の基準に基づいて図面を除外するオプションを指定します。
プロセス設定
- [コマンド ウィンドウを表示]: 処理の実行時にコマンド ウィンドウを表示するかどうかを指定します。
注: スクリプトに関して追加の詳細ログを生成する場合は、[プロセス設定]の下で[コマンド ウィンドウを表示]チェック ボックスをオフにします。
[コマンド ウィンドウを表示]チェック ボックスをオフにすると、処理される各図面に対してコマンド ウィンドウは表示されず、詳細ログが C:\Users\Public\Documents\Autodesk\BatchSaveLog\DetailLog に作成されます。
- [.Bak ファイルを削除]: ターゲット フォルダから BAK ファイルを削除するかどうかを指定します。
- バッチ保存処理の実行後に BAK ファイルを削除するには、このチェック ボックスをオンにします。[.Bak ファイルを削除]チェック ボックスがオンになっている場合、BAK ファイルは、バッチ保存処理中に作成されたかそれ以前に作成されていたかには関係なく削除されます。
- BAK ファイルを保持するには、このチェック ボックスをオフにします。
注: バッチ保存処理中にバックアップ ファイル(BAK ファイル)を作成する場合は、Autodesk Batch Save Utility を実行する前に Autodesk Civil 3D で ISAVEBAK システム変数を 1 に設定します。ご使用のコンピュータで Autodesk Civil 3D のターゲット バージョンが BAK ファイルを作成するように設定されている場合、Autodesk Batch Save Utility はバッチ保存処理の実行時に BAK ファイルを作成または更新します。
- [図面のタイムアウト]: タイムアウト値を指定します。指定された時間内にファイルを開いて保存することができない場合、スキップされます。
- [同時処理]: 同時に複数のファイルを処理するかどうかを指定します。
- [開始]
- バッチ保存処理を開始します。処理が完了したら、[ログ]ボタンをクリックしてログ ファイルを開き、結果を確認します。
- [ログ]
- ログ ファイルを開きます。
注:
スクリプトに関して追加の詳細ログを生成する場合は、[プロセス設定]の下で[コマンド ウィンドウを表示]チェック ボックスをオフにします。[コマンド ウィンドウを表示]チェック ボックスをオフにすると、処理される各図面に対してコマンド ウィンドウは表示されず、詳細ログが C:\Users\Public\Documents\Autodesk\BatchSaveLog\DetailLog に作成されます。