偏角と距離で測量観測情報を作成するには

偏角コマンド(DD)を使用すると、設定されている線分からの偏角および距離を使用してポイントを作成します。

偏角という用語は、前のコースの延長線からの角度方向を表します。また、頂角または鉛直距離を使用してポイントを配置することもできます。

コマンド言語を使用して、偏角と距離で観測情報を作成するには

  1. [ツールスペース][測量]タブで、ポイントの追加先となるネットワークを右クリックして、[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. コマンド ラインに次のコマンドを入力します。

    DD (ポイント) [角度] [距離] (注釈)

コマンド言語を使用して、偏角、距離、および頂角で観測情報を作成するには

  1. [ツールスペース][測量]タブで、ポイントの追加先となるネットワークを右クリックして、[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. コマンド ラインに次のコマンドを入力します。

    DD VA (ポイント) [角度] [距離] [頂角] (注釈)

コマンド言語を使用して、偏角、距離、および鉛直距離で観測情報を作成するには

  1. [ツールスペース][測量]タブで、ポイントの追加先となるネットワークを右クリックして、[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. コマンド ラインに次のコマンドを入力します。

    DD VD (ポイント) [角度] [距離] [鉛直距離] (注釈)

次の例では、偏向距離コマンドを示します。

NE 1 100 100

STN 1

AZ 1 2 100

BS 2

DD 3 85.2657 60.960

! 方位角: 385.2657 距離: 60.9600

! ポイント 3 北: 159.3345 東: 86.0167

! 標高: <Null>

DD コマンドで作成されたポイント

ポイント 3 は、距離 200 で、後視線の延長線から右に 85.2657 偏角させることによって配置します。接尾語を指定しない場合、角度と距離は現在の単位で指定されます。

コマンド構文

DD (ポイント) [角度] [距離] (注釈)

または

DD VA (ポイント) [角度] [距離] [頂角] (注釈)

または

DD VD (ポイント) [角度] [距離] [鉛直距離] (注釈)

パラメータ 定義
ポイント 新しいポイントのポイント識別子です。 自動ポイント番号付けがオンになっている場合、ポイント番号を割り当てる必要はありません。
角度 測定したポイントまでの偏角です。この値は、現在の角度単位(DMS、グラード、十進法による角度、ラジアン、またはミル)で入力します。
距離 計器ポイントから配置ポイントまでの距離です。指定されていない場合、これは現在の単位で測定されます。VA を使用しない場合、この距離は水平距離であると見なされます。VA を使用する場合、この距離は勾配距離として認識されます。
頂角 頂角の方向(天頂、水平、天底)です。この値は、現在の角度単位(DMS、グラード、十進法による角度、ミル、またはラジアン)で入力します。
鉛直距離 計器からプリズムまでの標高差です。プリズムが計器より高い場合、これは正の値です。
注釈 ポイントに関連付ける任意の注釈です。