Collaboration for Civil 3D を使用している場合、XML 設定ファイルを使用して、Autodesk Desktop Connector で図面を Autodesk Docs にアップロードまたは保存する際に Civil 3D 参照テンプレートがクラウドと同期されないようにすることができます。図面とその元のローカル テンプレート ファイルとの接続は保持されます。必要に応じて、複数のグループまたは会社をサポートするために複数の設定ファイルを使用できます。
注:
Desktop Connector 2022 年 5 月 4 日バージョン(v. 15.6.0.1752)で、除外する新しいタイプとしてビュー フレーム シート テンプレートが追加されました。XML 設定ファイルの除外タイプとして VIEWFRAME_TEMPLATE を使用し、該当するファイルを除外します。
サンプル設定ファイルを取得するには
ExcludePaths-YourGroupName.xml 設定ファイルを最新の Desktop Connector のインストール場所から取得できます。既定では、このファイルは C:\Program Files\Autodesk\Desktop Connector\FOS\AddIns\C3DProvider\ にあります。
注: これはサンプル ファイルです。グループ管理者は、プロジェクト メンバーのコンピュータごとに、このファイルをカスタマイズし、名前を変更し、別の固有の場所に配置する必要があります。以下の説明を参照してください。
設定ファイルをカスタマイズするには
設定ファイルは XML 形式のファイルで、その構造は次の図のようになります。
このファイルをカスタマイズするには、<exclusion> ノードの下に <path> ノードを追加します。他のコンテンツはそのままにしておきます。パスの値は、完全パス(相対パスではなく絶対パス)として設定する必要があります。
特定の参照テンプレート ファイルのパス、または参照テンプレート ファイルが含まれているフォルダのパスを指定できます。
- [ファイル パス]: ファイル パスを使用して、Autodesk Docs にアップロードしない特定の参照テンプレート ファイルを指定します。
- [フォルダのパス]: フォルダ パスを使用して、フォルダまたはそのサブフォルダの下にある参照テンプレート ファイルが Autodesk Docs にアップロードされないように指定します。
たとえば、次の図では、ファイル パスとフォルダ パスの両方が除外ノードの下に追加されています。
設定ファイルを配置するには
この設定ファイルの保存場所は、C:\ProgramData\Autodesk\C3DFOP\ です。
注: C:\ProgramData\Autodesk の下に C3DFOP フォルダを作成する必要がある場合があります。
複数の会社で作業する場合があるため、グループ名または会社名を使用してファイル名を変更して区別できるようにし、配置場所の他の既存ファイルを上書きしないようにする必要が生じる場合もあります。
重要: そのような設定ファイルがないコンピュータでも、参照テンプレートが Autodesk Docs にアップロードされます。そのため、複数のプロジェクト メンバーが含まれているプロジェクトの場合、同じコンテンツが含まれているこの設定ファイルを、すべてのプロジェクト メンバーのコンピュータに配置する必要があります。
グループ内のすべてのコンピュータに設定ファイルを効率的に配置するための推奨される方法がいくつかあります。
- 管理者は、スクリプトまたはサード パーティの配置ツールを使用して、設定ファイルをすべてのコンピュータにコピーすることができます。
- 管理者は、Civil 3D のカントリー キットやステート キットの配置プロセスを利用して、設定ファイルをすべてのコンピュータにコピーすることができます。
ローカルに保存する必要がある参照テンプレート ファイルを配置するためのヒント
- ローカルに保存する必要がある参照テンプレート ファイルを、各コンピュータの同じ固定場所に配置します。
- 最初の提案に従うことができない場合は、さまざまな参照テンプレート フォルダを各コンピュータの同じ仮想ドライブにマッピングすることができます。Windows コマンド subst X: C:\Users\xxx\Autodesk\ReferenceTemplates を使用できます。ただし、マッピングされた仮想ドライブはコンピュータを再起動すると消えます。この問題を解決するには、コンピュータを再起動したときにスクリプトが自動的に実行されるように設定します。