概要 - カント曲線の重なりを解決する

1 つの曲線のカント領域が隣接する曲線のカント領域と重なっている状態を修正します。

カント曲線の重なりは、重なっている測点の測点値を変更するか、限界測点を削除することによって、手動で解決できることがあります。

また、カントの計算中または計算終了後に、カント曲線の重なりが自動的に解決されることがあります。カントの重なりが自動的に解決される場合、重なっている曲線が複心曲線か反向曲線かによって解決策が異なります。

複心曲線の重なり

複心曲線の複合、重なった限界測点が削除され、1 つの曲線から次の曲線に実カントが継続されます。

次の例では、最初の曲線の終了レベル軌道が、2 番目の曲線の開始レベル軌道と重なっています。 が、カント ビューの重なっている位置に表示されます。

をクリックすると、[オーバーラップを検出]タスク ダイアログ ボックスが表示されます。[重なりを自動的に解決]をクリックすると、重なっている終了レベル軌道と開始レベル軌道の測点がカント ビューおよびタブ エディタから除去され、実カントが最初の曲線から 2 番目の曲線に継続されます。

注: 重なっている測点間に手動の測点が存在する場合は、それらも削除されます。

反向曲線の重なり

次の例では、2 番目の曲線の終了レベル軌道が、最初の曲線の開始レベル軌道と重なっています。 が、カント ビューの重なっている位置に表示されます。

をクリックすると、[オーバーラップを検出]タスク ダイアログ ボックスが表示されます。[重なりを自動的に解決]をクリックすると、限界測点が重なっている場所の測点が突き止められ、その測点の値が両方の限界測点に適用されます。次に、両方の限界測点の実カントの値がゼロに変更されます。

重なりが解決された後、共通の測点値は、タブ エディタを使用するか、カント ビューでグリップを使用して、個別に操作できます。