仮想ペンと塗り潰し色をプロッタに環境設定します。
AutoCAD R14 では、CalComp プロッタで仮想ペンを使用する場合、CDCL ファイルに「ペン番号」を定義するだけで済みました。AutoCAD 2000 以降では、仮想ペンは、幅の広いポリラインテキストや True Type テキストのような領域塗り潰しに使用されるため、「色」で定義する必要があります。 一部の CalComp デバイスでは、CDCL で色とペン番号の両方を定義できます。CDCL で設定できるデバイスは、TechJet Color GT、TechJet Color GT/PS、TechJet Designer、68000 シリーズ静電プロッタ、DrawingMaster シリーズ、Solus 4、Econografix プロッタです。 その他の CalComp プロッタでは、色は、プロッタのフロント パネルでしか定義できません。フロント パネルで設定するデバイスは、EconoPro、TechJet Designer 720、TechJet color です。これらのプロッタを使用している場合は、ソフトウェアで色を定義しないでください。 プロッタはこれらの定義を無視します。
Microsoft Word ドキュメントの CalComp_Virtual_Pens.doc は、CalComp HDI ドライバがインストールされたドライバ フォルダにあり、CDCL を使用して色を定義する方法を説明しています。 次に、ドキュメントの概要を示します。
定義するペン毎に、色(RGB_COLOR)を作成する必要があります。最初に色を定義して、次に、先ほど定義した色に割り当てるペン(COLOR_PEN)を定義します。
物理ペン番号と同じ
赤の値(0 ~ 100 パーセントで彩度を指定)
緑の値(0 ~ 100 パーセントで彩度を指定)
青の値(0 ~ 100 パーセントで彩度を指定)
AutoCAD によって使用される仮想ペン番号
ペン幅をプロッタ単位で指定(ピクセル)
たとえば、400 DPI ラスター プロッタで 2mm の線は、31 プロッター単位になります。
(2/25.4)*400 = 31
先に定義した、仮想ペンに割り当てる色番号
MAJOR、FLAT、ROUNDED、SQUARE のいずれか。
&&&&CALCOMP DEVICE CONTROL
* Universal PIN number
USER_PIN(8378)
* Color 1 is RED
RGB_COLOR(1, 100, 0, 0)
* Pen 1 is mapped to color 1, 4 pixels wide, rounded end
COLOR_PEN(1, 4, 1, ROUNDED)
* Color 2 is Yellow
RGB_COLOR(2, 100, 100, 0)
* Pen 2 is mapped to color 2, 31 pixels wide, major end
COLOR_PEN(2, 31, 2, MAJOR)
* Color 3 is a 25% gray
RGB_COLOR(3, 25, 25, 25)
* Pen 3 is mapped to color 3, 10 pixels wide, flag end
COLOR_PEN(3, 10, 3, FLAT)
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