FeatureCAM to Vericut アドイン

CGTech-UK 社の VERICUT は、CNC ツールパスのシミュレーション、エラー修正、最適化による、より効率的な加工のためのアプリケーションです。FeatureCAMToVericut.bas アドインを使用して、フライス加工ドキュメント、旋削加工ドキュメント、Turn/Mill ドキュメントを VERICUT プロジェクトとしてエクスポートすることができます。

注: この機能を使用するには、FeatureCAM Ultimate が必要です。

次の方法で、ドキュメントを VERICUT プロジェクトとしてエクスポートします。

  1. エクスポートする .fm ファイルを開きます。
  2. FeatureCAMToVericut.dll アドインを読み込み ます。
  3. 使用するポスト プロセッサーを選択します。
  4. シミュレーションを実行して NC データを生成し、パーツにエラーがないことを確認します。
  5. パーツに、VERICUT マシンのアタッチ コンポーネントとなる UCS を作成します。
    • 複数のセットアップをエクスポートする場合、各セットアップに対してアタッチ UCS を作成しなければなりません。エクスポートしないセットアップがある場合、パーツ ビュー でそのセットアップのチェック ボックスを選択解除しておきます。
    • 5 軸パーツではすべてのセットアップがまとめられるため、アタッチ UCS を 1 つだけ作成します。
  6. シミュレーション中にパーツをセットアップ間で移動させなければならない場合、その移動を示す回転 UCS を作成します。
  7. [アドイン] タブ > [マクロ] パネル > [FeatureCAMToVericut] を選択します。
  8. FeatureCAM to VERICUT ダイアログで、エクスポートの詳細を設定します。
  9. エクスポートして VERICUT で開く をクリックしてドキュメントをエクスポートし、VERICUT で開きます。

    次のファイルとフォルダーが作成されます。

    • .vcproject ファイル - VERICUT プロジェクト ファイルには、VERICUT で開くことのできる、すべてのエクスポートされたデータが含まれています。
    • .mcd ファイル - G コードです。
    • .tls ファイル - 工具ライブラリです。
    • .stl ファイル - すべてのソリッド モデルとストックは .stl ファイルとしてエクスポートされます。.stl ファイルの名前(例: ストック.stl)は、FeatureCAM でのソリッド名や、モデル名を反映したものになります。
    • Clamps フォルダー - 冶具、または、クランプ モデルの形状を定義する .stl ファイルが含まれています。
    • Holders フォルダー - 工具ホルダーの形状を定義する .stl ファイルが含まれています。
    • .fcvini ファイル - プロジェクトのエクスポート中に入力されたデータが含まれた、FeatureCAM to VERICUT プロジェクト設定ファイルです。
    • .log ファイル - エクスポートのログです。エクスポート時のエラーは、このファイルに記録されています。

      FeatureCAM to VERICUT アドインのエラーをサポートまで連絡する際は、.log ファイル、FeatureCAM の .fm ファイル、.cnc ファイル、VERICUT テンプレート、制御ファイル、加工ファイルもあわせてご送信ください。

    ユーザーのコンピューターに VERICUT がインストールされていない場合、FeatureCAM to VERICUT ダイアログの ファイル > エクスポート メニューから、VERICUT で開かずにドキュメントをエクスポートすることができます。

    これで、VERICUT でパーツをシミュレーションできるようになります。