5 軸用のマシンで 2 つのポイント間の直線移動が使用されることはあまりなく、この動作の保証もされていません。これは、2 つのポイント間の工具移動が常に想定可能ではないことを意味します。マシンでは、すべての軸が同時に移動します。X で移動した後にヘッドが回転する、というわけではありません。両方の動作が同時に実行されます。これは、ポイント同士が近い場合は大きな問題ではありません。しかし、ポイント同士が離れていると、パーツを実際に加工する際に(マシンがポイント間で工具先端を回転させるため)ガウジが発生することがあります。
たとえば、2 つのポイント間の移動は、直線のように見えても、マシン上ではそうでない場合もあります。
工具先端の移動軌跡は、円弧になります。
FeatureCAM は、XBUILD の 多軸 ダイアログの 直線化を使用 と インチ トレランス/メトリック トレランス オプションを使用して、工具の移動軌跡のカーブをより小さな直線移動に分割します。
ラップ トレランスが非常に小さな値に指定されていると、3D シミュレーションやマシン シミュレーションの処理に時間がかかります。そのため、シミュレーションには独自の 直線化トレランス オプションがあり、加工トレランスよりも大きな値を指定できるようになっています。つまり、シミュレーションには直線化トレランス([オプション] > [シミュレーション] > [2D/3D シェーディング] ページから設定)、ポスト処理には マシン プロパティ ダイアログのラップ トレランスが使用されます。