工具ホルダープロパティダイアログ

工具ホルダープロパティ ダイアログを使用して、工具ホルダーを表示、編集、作成します。

工具ホルダープロパティ ダイアログを表示するには、フライス加工の 工具プロパティ ダイアログまたは スピンドルと工具ホルダー ダイアログの ホルダー タブにある 新規工具ホルダーを作成 または 工具ホルダー定義を編集 をクリックします。

このダイアログには、以下のオプションが表示されます。

ホルダー名 －各ホルダーに、他のホルダーと重複しない独自の名前が付けられていなければなりません。

単位－ホルダーの寸法が インチ の場合、オプションを選択します。選択解除されている場合、寸法はミリメートルになります。

ホルダータイプ － エンドミル、コレット、油圧、焼ばめ、または シェルミル を選択します。各タイプのホルダーは、さまざまな用途に使用できます。

エンドミルホルダーは通常、重切削に使用され、コレットホルダーよりも高剛性で工具を把握します。エンドミルホルダーは、ホルダーに工具を適切に固定するためのウェルドンフラットが付いている工具に使用する必要があります。
コレットホルダーは、さまざまなサイズの工具を把握するために異なるサイズのコレットを使用できるため、汎用性の高い工具ホルダーです。
油圧ホルダーは、優れたバランス特性を提供し、高い振れ精度を確保して、ある程度の振動減衰を提供するため、通常は高精度の操作や高価な工具を使用する場合に使用されます。
焼ばめホルダーは、送り速度がより高速なフライス加工と孔あけ用途に使用されます。このホルダーは、高い振れ精度と優れたバランスを提供します。焼きばめホルダーは、加熱して工具を中に挿入し、冷却して工具を固定します。
シェルミルホルダーは、シェルミルに ANSI マウントを使用します。シェルミルホルダーに取り付けられるほとんどのカッターヘッドはインデックス(挿入された)カッターであり、シェルミルロックねじまたは六角穴付き小ねじのいずれかで固定されます。

工具グループ －該当のホルダーを使用する工具のタイプを表示します。

回転カーブ －カスタムホルダーを作成する場合、このオプションを選択して、ドロップダウンリストからホルダーの形状を定義するカーブを選択します。一方の端点が原点にある XZ 平面上のカーブでなければなりません。

ソリッドモデル －カスタムホルダーを作成する場合、このオプションを選択して、ドロップダウンリストからホルダーの形状を定義するソリッドを選択します。

グラフィックウィンドウにホルダーのコピーを貼り付け － 貼り付け をクリックして、現在のホルダーの輪郭をグラフィックウィンドウに貼り付けます。これを、ホルダーをスケッチする際の参考にすることができます。

先端直径 －コレットの先端での、ホルダーの外側直径です。エンドミルのホルダーの 先端直径 を 工具直径基準 に設定し、ホルダーをスケールして工具にフィットさせることができます。

工具直径 －工具の直径です。コレットの場合、最小値と最大値を指定して実際のコレットを正確に反映するように設定することができます。または、工具にフィット を選択して、直径が 先端直径 より小さな工具にもフィットするように直径を自動調整することもできます。

寸法

エンドミルの工具ホルダー寸法:

コレットの工具ホルダー寸法:

角度付きヘッド － 90 度工具ホルダーを作成します。このオプションは、ソリッドモデル(ホルダーの形状を定義するソリッド)からカスタムホルダーを作成する場合のみ表示されます。

アジマス角度 －工具のアジマス角度 (可変または固定) を選択します。固定の場合、角度を入力します。

工具ホルダー プロパティ ダイアログ