特定の状態変数のコンター プロットを表示するのは、試験用断片の構造性能を評価するのに最適な方法です。特に、破壊状態と母材の接線ヤング率を確認します。
シミュレーションが完了しても結果がロードされない場合は、[結果] > [結果をロード]をクリックします。
.FNO の結果ファイルを探し、[開く]をクリックします。
[結果] > [コンター]をクリックします。
凡例を使用して[AME]結果タイプに切り替えます。
[SOLID MATRIX TANGENT MODULUS] (ソリッド母材の接線ヤング率)結果を選択します。
試験用断片に引張変位荷重が適用されたら、解析ステップを通じて母材の接線ヤング率を監視します。ノッチ付きゲージ領域の値が、試験用断片の他の部分よりはるかに低くなるのが分かります。これは、大量の塑性または材料の軟化を示しています(時間 = 0.76 で表示)。

ここで[SOLID AME DAMAGE STATE] (ソリッド AME 破損状態)結果に切り替えて、複合材料パーツの破壊状態を確認します。値が 1.0 の場合は、複合材料が破損していないことを示します。値が 2.0 の場合は、複合材料が破損していることを示します。
荷重履歴全体で破損状態を監視すると、ステップ時間 = 0.76 から 0.77 の間で破損の進行が非常に速いことが分かります。荷重を減らすか、ステップの間隔数を増やすことで、破損の進行をより良く捉えることができます。
