USERMAT

USERMAT では、ANSYS シミュレーション用の材料の機械的動作を定義できます。

Helius PFA には、カスタム ANSYS ユーザ サブルーチン USERMAT にフォワードする能力があります。つまり、Helius PFA と ANSYS USERMAT サブルーチンを併用できます。

USERMAT サブルーチンは、材料の機械的構成挙動の定義や、解依存状態変数の更新に使用できます。詳細は、ANSYS のマニュアルを参照してください。

Helius PFA で USERMAT サブルーチンを使用するには、Helius PFA サブルーチン ビルドを使用して USERMAT を含める必要があります。この操作については、こちらを参照してください。また、hpfa.env ファイルで USER_ID_LO と USER_ID_HI 環境変数を設定する必要があります。これらの変数は、Helius PFA に、USERMAT サブルーチンにフォワードするための ANSYS 材料 ID の範囲を伝えます。次に例を示します。

&HPFA_ENV
MATERIAL_FILE_DIR = 'C:\Program Files\Autodesk\Helius PFA 20XX.X\Materials'
USER_ID_LO = 100
USER_ID_HI = 110
/

上の hpfa.env ファイルの例では、100 から 110 まで(110 を含む)の任意の ANSYS 材料 ID がカスタム USERMAT に渡されます。