疲労荷重履歴を指定するために HIN ファイルを使用します。
あらゆる疲労解析アルゴリズムと同様に、複合材料の疲労寿命を正確に予測するためには、荷重履歴情報を入力する必要があります。しかし、多くの疲労解析アルゴリズムとは異なるのは、複合材料構造の疲労寿命を予測する場合に、時間履歴情報も必要な点です。疲労解析機能を使用した荷重履歴の指定を容易にするために、Helius PFA では、疲労荷重の解析ステップと疲労荷重の荷重履歴を記述する HIN ファイル(.hin)が必要となります。
この問題では、疲労解析ステップの荷重履歴を定義する単一のブロック荷重を追加し、これが 2 回繰り返されるようにします。3 つの時間点における最大荷重の比率として荷重を指定することで、のこぎり歯状の疲労荷重履歴を示すことができます。詳細については、『Helius PFA ユーザ ガイド』の「疲労解析の荷重履歴を指定する」を参照してください。
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次に示すように、必要な *FATIGUE および *BLOCK キーワードを追加します。
*FATIGUE, STEP=2
*BLOCK, REPEATS=2
0.1, 0.0
1.0, 0.1
0.1, 0.13
指定した荷重履歴は次のような疲労荷重を表します。
HIN ファイルは、チュートリアルと同じ名前を付け、.hin 拡張子を指定して保存します。
Tutorial_4.hin