織物材料の[定数]タブ

織物単層の弾性定数と熱係数を指定します。

次のフィールド M、N、O は、[定数]タブで指定する必要があります。

constants tab

M: 単層弾性定数(必須)

これらは、標準の織物単層材料特性です。

E11 (必須): 充填けん引方向の単層のヤング率。
E22 (必須): 反りけん引方向の単層のヤング率。
ν12 (必須): 面内ポアソン比。
G12 (必須): 面内単層せん断係数。
α11 (オプション): 充填けん引方向の単層の線膨張係数。
α22 (オプション): 反りけん引方向の単層の線膨張係数。

[単層定数の全編集]ボックスをオンにした場合は、すべての単層材料定数を指定する必要があります。つまり、このボックスをオンにするということは、すべての単層材料定数に確信があることを意味します。この機能を使用すると、収束の問題が発生し、解析時間が増加する可能性があることに注意してください。このボックスをオンした場合は、次の値を指定する必要があります。

E11 (必須): 充填けん引方向の単層のヤング率。
E22 (必須): 反りけん引方向の単層のヤング率。
E33 (必須): 厚さ方向の単層のヤング率。
ν12 (必須): 面内ポアソン比。
ν13 (必須): 充填方向の面外ポアソン比
ν23 (必須): 反り方向の面外ポアソン比
G12 (必須): 面内単層せん断係数。
G13 (必須): 充填方向の面外せん断係数
G23 (必須): 反り方向の面外せん断係数
α11 (オプション): 充填けん引方向の単層の線膨張係数。
α22 (オプション): 反りけん引方向の単層の線膨張係数。
α33 (オプション): 厚さ方向の単層の線膨張係数。

N: 繊維弾性定数(必須)

Helius PFA では、繊維構成特性は横等方性として取り扱われます。これらの構成特性が不明である場合は、既定の構成特性が用意されています。これらの特性は[繊維タイプ]ドロップダウンメニューから繊維を選択し、[材料タイプ特性を適用]をクリックして入力します。この材料タイプは、指定した単層特性に関連付けるために mdata ファイルを保存したときに変更される繊維構成特性の開始点となります。熱解析が必要な場合は、線膨張係数を入力する必要があります。現在のところ、既定の特性は炭素、ガラス、ケブラー繊維に対してのみ提供されています。複合材料の線膨張係数をゼロのままにする場合は、繊維の線膨張係数もゼロに設定する必要があります。既定の材料特性の元の説明については、「付録 A」を参照ください。

O: 母材弾性定数(必須)

Helius PFA では、既定で母材構成特性は横等方性として取り扱われます。母材構成の等方性材料対称性を強制する場合は、[母材特性を等方性に維持]ボックスをオンにします。これらの構成特性が不明である場合は、既定の構成特性が用意されています。これらの特性は[母材タイプ]ドロップダウンメニューから母材を選択し、[材料タイプ特性を適用]をクリックして入力します。この材料タイプは、指定した単層特性に関連付けるために mdata ファイルを保存したときに変更される母材構成特性の開始点となります。現在のところ、既定の特性は熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、BMI 樹脂に対してのみ提供されています。熱解析が必要な場合は、線膨張係数を入力する必要があります。複合材料の線膨張係数をゼロのままにする場合は、母材の線膨張係数もゼロに設定する必要があります。既定の材料特性の元の説明については、「付録 A」を参照ください。