織物材料の[一般]タブ

織物材料単層の強度を指定します。

[一般]タブの[I]、[K]、[L]フィールドを指定する必要があり、[J]フィールドはオプションです(前ページの図を参照)。

I: 極限単層強度(必須)

織物複合材料の特性を指定するために、3 つの極限強度が必要です。

J: 織物 Knee 点強度(オプション)

織物 Knee 点強度は、けん引で母材破損が発生するときの応力に対応します。Knee 点強度が不明の場合は、その極限強度と指定された材料システムに基づいて自動的に計算されます。Knee 点強度に関する追加情報については、「付録 D」を参照してください。

K: 織物形状(必須)

これらの値のいくつかは、標準的な製造データ シートから使用できない場合があります。詳細なガイドについては、「付録 E」を参照してください。

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バランスの良好な織物材料では、充填と反りの体積分率は次に示す範囲内にある必要があります。

完全単位セル

縮小単位セル

アンバランスな平織物では、充填と反りの体積分率の合計は 0.68 未満である必要があります(4、5、および 8 枚朱子織物はバランスが良好である必要があることに注意してください)。

L: 織物劣化(必須)

これらのパラメータは、Helius PFA で破損が予測された後、繊維と母材の劣化に使用する定数です。母材破損イベントが予測された場合、母材の弾性定数は、[母材劣化]に指定したパラメータによって劣化されます。繊維破損イベントが予測された場合、繊維の弾性定数は、[繊維劣化]に指定したパラメータによって劣化され、母材の弾性定数は、[母材劣化]に指定したパラメータによって劣化されます。これらのパラメータは、解析のオーバーヘッドを減らすために、Helius PFA で解析を実行中にオーバーライドされることがあり、破損イベント後の複合材料特性を予測するために Composite Material Manager によって使用されます。母材劣化の推奨値は 0.1 で、繊維劣化の推奨値は 0.01 です。劣化パラメータとそれらの Helius PFA での重要性の詳細については、『理論マニュアル』と『Helius PFA ユーザ ガイド』を参照してください。