Helius PFA 材料の特定と定義

Helius PFA 材料を適切に定義します。

Helius PFA を使用して特定の複合材料の構成関係を入力した場合、ANSYS はその複合材料を「ユーザ定義の材料」と見なします。したがって、ANSYS では有限要素モデルで使用する Helius PFA の「ユーザ定義の材料」ごとに、次のコマンドを実行する必要があります。

HELIUSPFA, argument1, argument2, . . .

HELIUSPFA コマンドは Helius PFA マクロを呼び出します。HELIUSPFA コマンドの一部として提供される引数が、そのマクロに渡されます。HELIUSPFA コマンドのさまざまな引数に使用できる特定の値(および形式の要件)については、後のセクションで説明します(「ANSYS APDL を使用して入力ファイルを作成する」および「テキスト エディタを使用して ANSYS 入力ファイルを変換する」を参照)。ここでは、Helius PFA で処理される各複合材料を識別するために、HELIUSPFA コマンドを使用することを理解しておいてください。また、HELIUSPFA コマンドは各複合材料に使用するマルチスケール構成関係の特定のフォームも識別します。

Helius PFA で定義される粘性ユーザ材料は、ANSYS では HELIUSCZ コマンドを使用する必要があります。

HELIUSCZ, argument1, argument2, . . .

HELIUSCZ コマンドは Helius PFA マクロを呼び出します。HELIUSCZ コマンドの一部として提供される引数が、そのマクロに渡されます。HELIUSCZ コマンドの異なる引数に利用できる特定の値(および形式の要件)については、後のセクションで説明します(「ANSYS APDL を使用して入力ファイルを作成する」および「テキスト エディタを使用して ANSYS 入力ファイルを変換する」を参照)。ここでは、Helius PFA で処理される各粘性材料を識別するために、HELIUSCZ コマンドを使用することを理解するだけで十分です。また、HELIUSCZ コマンドは各複合材料に使用するマルチスケール構成関係の特定のフォームも識別します。