プリセットの定義と使用について学びます。
新機能の紹介: 2019.2、2020、2020.2、2021、2022、2023
プリセットは、公差やブール演算出力の選択など、定義済みのフィーチャ プロパティのコレクションです。選択すると、プロパティ パネルでプリセットによりその値が設定されます。これにより、頻繁に使用されるプロパティ セットを再利用しやすくなります。
プリセットを使用すると、プロパティ パネルに使用する値を「シード」として設定し、それからフィーチャのニーズに合うように値を変更することができます。これらの値から新規のプリセットを作成することも、前の値を上書きして現在のプリセットとして保存することもできます。
フィーチャを作成するためにプリセットを使用すると、そのタイプのフィーチャを次回作成するときに、最近使用されたプリセットによって[プロパティ]パネルの値が設定されます。 従来のフィーチャを編集すると、そのフィーチャの作成に使用された値がプロパティ パネルにロードされ、プリセット名が[プリセットなし]になります。
プリセット インタフェース
フィーチャ プロパティ パネルの既定値を設定します。
プリセットなし
プリセットに[プリセットなし]が表示される場合、そのフィーチャは旧形式のフィーチャであるか、[最後に使用]の値で作成されたことを意味します。旧形式のフィーチャで値を変更し、その値が現在の[最後に使用]の値と異なる場合は、[カスタム]プリセットという名前が付けられます。
[押し出し]、[回転]、[スイープ]、または[コイル]を使用する際に、[プリセットなし]の場合のブール演算出力は、最後に使用された選択肢になります([新規ソリッド]または[結合])。どちらのオプションも最後に使用されていない場合は、[結合]が既定の選択になります。
アスタリスク(*)の意味
*Preset 1 などのプリセット名のアスタリスク(*)は、フィーチャ定義の値が保存されたバージョンから変更されたことを示します。変更したプリセットは、設定ドロップダウン を使用して以前のプリセットを置き換えて保存することも、 を使用して新しいプリセットに変更を保存することもできます。
プリセットとスタイルは別々に定義されるため、この 2 つの互換性がなくなる場合があります。互換性の問題が発生すると、プリセットにアクセスできなくなります。リストには表示されたままですが、無効になり、グレーの文字で表示されます。プリセットを有効にして互換性がないスタイルを使用するには、互換性がないプロパティまたは値を変更する必要があります。
パラメータの公差を指定できます。これらはプリセットに保存されます。フライアウト矢印をクリックして、[公差...]を選択し、公差のタイプと範囲を指定します。プリセットに識別できる名前を付けて保存します。
公差をオフにするには、[公差のタイプ]を[既定]に設定して、設定を保存します。公差が設定された値は色付きのインジケータで容易に識別できます。
[新しいプリセットを作成する]をクリックし、プリセット名を指定するか、[Enter]を押して既定の名前を受け入れます。
[最後に使用]プリセットは、そのタイプの最後に配置されたフィーチャに使用されるパラメータで構成されます。[最後に使用]は、新しく作成されたフィーチャにプリセットが保存されていない場合に表示されます。[最後に使用]プリセットは、そのまま使用することも、値を変更することもできます。 [新しいプリセットを作成する]をクリックして、既定の名前を採用するか名前を指定することで、変更したプリセットをいつでも新しいプリセットに保存できます。[最後に使用]の設定は、セッション全体で持続します。
フィーチャを編集する際、そのフィーチャを作成するときに使用されたプリセットがダイアログにロードされます。プリセットに[プリセットなし]が表示される場合、そのフィーチャはプリセットのない旧形式のフィーチャであるか、[最後に使用]の値で作成されたことを意味します。旧形式のフィーチャで値を変更し、その値が現在の[最後に使用]の値と異なる場合は、[カスタム]プリセットという名前が付けられます。
プリセットに付いたアスタリスク(*)(たとえば *Preset 1)は、フィーチャ定義の値が保存されたバージョンから変更されたことを示します。変更したプリセットは、設定ドロップダウン を使用して以前のプリセットを置き換えて保存することも、 を使用して新しいプリセットとして保存することもできます。
寸法パラメータに使用された公差の値は、プリセットに保存されます。
ブール演算出力の選択は、[押し出し]、[回転]、[スイープ]、[コイル]のプリセットに保存されます。[押し出し]および[回転]の場合、[高度な設定]の[ブール演算と方向を予測]が、モデル内のプロファイルとソリッドに基づいてブール演算の選択を提案するようにソフトウェアに指示します。この設定は、プリセットのブール演算の選択をオーバーライドします。
フィーチャを編集すると、[プリセット]フィールドには以下が入力されます。
[プリセットなし]: フィーチャが旧形式のフィーチャであるか、[最後に使用]の値で作成された場合。旧形式のフィーチャで、値を現在の[最後に使用]の値と異なるものに変更する場合は、[カスタム]プリセットという名前が付けられます。
ユーザごとにプリセット ファイルが %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Autodesk\Inventor xxxx\Presets フォルダにあります。このファイルには、その %USERPROFILE% としての作業中に作成したすべてのフィーチャ プリセットが含まれます。
[最後に使用]プリセットは、親フォルダ %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Autodesk\Inventor xxxx に PresetSettings.xml.2019bak というファイル名で保存されます。
すべてのユーザが 1 つのプリセット ファイルを使用するようにする場合は、位置を変更できます。ファイル パスは、[アプリケーション オプション]に保存されます。変更するには、[アプリケーション オプション] [ファイル]タブから新しい位置に移動します。このパスは、[プロジェクト]ダイアログ ボックスの下部のセクションである[フォルダ オプション]にも表示されます。
プリセットは、1 つのリリースから次のリリースにマイグレーションすることができます。詳細については、「アプリケーション オプションおよびカスタマイズ設定をマイグレーションするには」を参照してください。