係数は、最大荷重状態のばねのねじり応力と、許容ねじり応力の関係を示します。たとえば u S ≈τ 8 / τ A となります。大きい値を選択した場合、ばねの製造に必要な材料は少なくなり、ばねの寸法および取り付けのための空間は小さくなりますが、ばねの作動における復元性の確保は難しくなります。小さい値を選択した場合はその逆になります。数は安全率と相反の値になります。一般的な操作条件では、材料の稼動係数に推奨される値は、u S = 0.85 ~ 0.95 の範囲です。高温時や衝撃を伴う荷重を受けるなどの苛酷な環境でばねを作動させる場合は、これよりも小さい値を使用できます。