マーキング メニューの概要

コンテキスト依存の放射状メニューに表示されるオプションについて説明します。

マーキング メニューは、操作のメニューが放射状に配置された、インタラクティブな機能です。メニューまたはマークを使用して、操作を選択します。

メニュー モード

グラフィックス ウィンドウ内で右クリックすると、放射状のメニューが現在のカーソル位置を中心として表示されます。カーソルを中心にしてメニュー項目が表示されます。各項目、またはノードは、円のセクタに関連付けられます。各ノードには、コマンド名およびアイコンが表示されます。

マーク モードとジェスチャーの動作

カーソルをメニュー項目に移動するとき、カーソルを使用してマークを描画し、マウス ボタンをすばやく離してその項目を選択します。この操作は、ジェスチャーの動作とも呼ばれます。

マーキング メニューのレイアウトに慣れたら、この方法によってコマンドをより早く実行できます。

マーキング メニューの概要

右クリック メニュー同様、マーキング メニューには現在のタスク特有のコマンドが含まれます。たとえば、スケッチ環境のマーキング メニューには、[中心点円]、[線分]、[2 点長方形]、および[スケッチを終了]などのスケッチ コマンドが表示されます。簡易版の右クリック メニュー(オーバーフロー メニューとも呼ばれます)が、グラフィックス ウィンドウのカーソル位置によってマーキング メニューの上または下に表示されます。

パーツ モデリング環境のマーキング メニューには、[穴]、[押し出し]、[フィレット]、[作業平面]などのコマンドが表示されます。

アセンブリ環境のマーキング メニューには、[拘束]、[コンポーネント配置]、[コンポーネント移動]、[コンポーネント回転]などのアセンブリ特有の機能が表示されます。Inventor のアドインを除いて、Inventor の各作業環境でマーキング メニューを使用できます。