モデルのパラメータを使用するには

モデル パラメータを追加、定義、編集、コピーします。

新機能の紹介: 2021.12023

数値パラメータ、文字パラメータ、または真/偽(True/False)パラメータを定義することができます(式をサポートしているのは、数値パラメータのみです)。1 つのパラメータに複数の値を定義することはできますが、1 つのパラメータには常に 1 つの値しか指定できません。

既存のパラメータの値は、スケッチの寸法やフィーチャを編集して変更することもできます。

ヒント: 多数のパーツで同じパラメータを使用する場合は、使用するパラメータを含むテンプレート ファイルを作成します。テンプレートを Templates フォルダに保存し、新しいパーツ ファイルを作成するときに使用します。

[パラメータ]ダイアログを表示する

  1. リボンで、[管理]タブ [パラメータ]パネル [パラメータ]の順にクリックします。
  2. 次のいずれかを実行します。
    • パラメータの表示をフィルタリングするには、[フィルタ]リスト からフィルタを選択します。
    • [モデル パラメータ]リストや[ユーザ パラメータ]リストを展開するか折りたたみます。
    • パラメータを削除するには、パラメータ行を右クリックして、[パラメータを削除]を選択します。
    • 右クリックして[コピー]または[貼り付け]を選択するか、[Ctrl]+[C]と[Ctrl]+[V]のショートカットを使用して、[パラメータ]ダイアログ内の値をコピーして貼り付けます。

[パラメータ]ダイアログで名前または値を変更する

  1. [パラメータ]ダイアログで、変更するパラメータを特定します。
  2. 編集ボックスに寸法などの値を入力した場合は、ここに値が一覧表示されます。

  3. [パラメータ名]、[計算式]、[コメント]を変更するには、対応するボックスをクリックして既存の値を選択してから、新しい値を入力します。
  4. [許容差]行のボックス内をクリックし、鉛筆アイコンをクリックして[許容差]ダイアログを開くと、許容差の値を設定できます。
  5. [Enter]を押して変更を保存します。
  6. モデルを更新するには、クイック アクセス ツールバーの[更新]ボタンをクリックします。

    フィーチャを編集すると、従属するすべてのパラメータがフィーチャと一緒に変更されます。

    注: 手動で編集できるのは、標準寸法のみです。被駆動(参照)寸法を編集するには、標準寸法に変換します。過剰拘束されたスケッチでは、他の寸法を被駆動(参照)パラメータに変換するか、一部の寸法または拘束を削除してからでないと、被駆動寸法を標準寸法に変換できない場合があります。

数値のユーザ パラメータを追加する

  1. [パラメータ]ダイアログの下部で、ドロップダウン メニューから[数値を追加]をクリックして、[ユーザ パラメータ]テーブルに数値パラメータの行を追加します。
  2. パラメータ名、単位、および計算式を入力するには、対応するボックスをクリックします。

    [単位]ボックスをクリックすると、[単位のタイプ]ダイアログで単位を選択することができます。また、乗算、除算、指数関数などの演算子を使用すると、in/sec のように単位をいくつか組み合わせたものを指定することもできます。

  3. パラメータがキー パラメータである場合は、[キー]チェック ボックスをオンにします。

テキストまたは有効/無効のユーザ パラメータを追加する

  1. [パラメータ]ダイアログの下部で、ドロップダウンをクリックして次のいずれかの操作を行います。
    • 文字パラメータの行を追加するには、[テキストを追加]を選択します。
    • ブーリアン演算パラメータの行を追加するには、[有効/無効を追加]を選択します。
  2. [パラメータ名]ボックスをクリックして名前を入力します。
  3. パラメータの値を設定するには、[計算式]ボックスを編集します。
  4. パラメータがキー パラメータである場合は、[キー]チェック ボックスをオンにします。

パラメータに対して複数の値を指定する

  1. [パラメータ]ダイアログで、パラメータ行を右クリックし、[マルチバリューを作成]を選択します。
  2. [値一覧エディタ]ダイアログの[新規アイテムを追加]領域で、各値を個別の行に入力します。必要に応じて、[Enter]キーを押して新しい行を追加します。

    数値パラメータの値リストの項目を実際のパラメータの式にすることができます。

  3. [追加]をクリックして、各値を[値]フィールドに移動します。
  4. [OK]をクリックします。
  5. マルチバリュー パラメータを作成すると、次のいずれかの操作を実行できます。
    • 別の値を選択するには、[計算式]ボックスをクリックして、ドロップダウン矢印を使用します。
    • マルチバリュー リストを編集するには、[計算式]ボックスを右クリックします。

マルチバリュー パラメータに対してカスタム値を使用する

カスタム値は、1 つだけマルチバリュー パラメータに追加することができます。別のカスタム値を追加しようとすると、既存のカスタム値が上書きされます。

  1. [パラメータ]ダイアログで、パラメータの[計算式]ボックスを右クリックし、[マルチバリュー リストを編集]を選択します。
  2. [値一覧エディタ]ダイアログで、[カスタム値を許可]をオンにします。
  3. [OK]をクリックして[値一覧エディタ]を閉じます。
  4. パラメータの[計算式]ボックスにある矢印をクリックして値のリストを表示し、新しい選択肢である <カスタム値> を選択します。
  5. [計算式]ボックスの値を上書きして、[Enter]を押します。

    以上で、カスタム値が[計算式]ボックスで使用可能な値のリストのメンバになり、現在選択されている値となります。ただし、カスタム値はそのパラメータの[値一覧エディタ]に表示されるマルチバリュー リストには含まれません。

  6. カスタム値を削除するには、値を他のいずれかの値に変更します。次に、パラメータの[値一覧エディタ]を開いて、[カスタム値を許可]チェック ボックスをオフにします。

ユーザ パラメータにコピーする

パラメータ内で、この右クリック メニューのオプションを使用すると、既存のパラメータのコピーを、ユーザ パラメータの一覧に追加することができます。

  1. リボンで、[管理]タブ [パラメータ]の順にクリックします。
  2. [パラメータ]ダイアログ ボックスで、コピーするパラメータの行を右クリックし、[ユーザ パラメータにコピー]を選択します。このコピー機能は、複数回使用(貼り付け)できます。
  3. 一覧の下部にある[ユーザ パラメータ]に、パラメータの新しいコピーが表示されます。このコピーには、新しいパラメータ名に接尾辞 _copy が付いています。作成された[パラメータ名]セルは編集用にハイライト表示され、目的のパラメータ名をすばやく入力できます。
  4. [完了]をクリックして、[パラメータ]ダイアログ ボックスを閉じます。

部品表やパーツ一覧にエクスポートされたパラメータを表示する

  1. [パラメータ]ダイアログで、エクスポートする行の[エクスポート パラメータ]ボックスをオンにします。これにより、選択した値が[iProperty] [カスタム]タブに追加されます。
  2. [部品表]ダイアログまたは[パーツ一覧]ダイアログで、[列選択]をクリックします。
  3. [カスタム プロパティ]フィールドを選択します。
  4. [使用可能なプロパティ]フィールドで、部品表またはパーツ一覧に表示するパラメータを選択します。
  5. [完了]をクリックします。 選択されたパラメータが新しい列に表示されます。

XML との間でパラメータをインポートまたはエクスポートする

[XML からインポート]および[XML にエクスポート]ボタンを使用して、パラメータを XML との間でインポートまたはエクスポートしたり、モデルおよびユーザ パラメータをコンポーネント プロパティにエクスポートします。

注: モデル状態パラメータの許容差設定は、XML ファイルに含まれます。