親ビューを基準にした従属ビューの方向を変更する方法を説明します。
多くの従属ビューは、親ビューと位置合わせして作成され、ビュー方向を継承します。図面に配置されたビューの位置合わせまたは方向を変更することができます。
位置合わせされたビューは、必ず、その拘束条件に従って移動します。親ビューを移動すると、位置合わせされたビューも移動して、位置合わせが維持されます。
従属ビューとその親ビューの間の位置合わせ関係には 4 種類あります。
- 垂直方向の位置合わせ: ビューは、原点の x 値を共有します。垂直に位置合わせされたビューは、親ビューの Y 軸に沿ってだけ移動できます。
- 水平方向の位置合わせ: ビューは、原点の y 値を共有します。水平に位置合わせされたビューは、親ビューの X 軸に沿ってだけ移動できます。
- 連動位置合わせ: ビューは、水平でも垂直でもない軸またはエッジに位置合わせされます。たとえば、アイソメ ビューは、その親ビューに対して定位置に位置合わせされることがあります。親ビューが移動すると、定位置に位置合わせされたビューは、親ビューの X 軸から特定の角度を維持しながら移動します。図面上の任意の 2 つのビュー間に、定位置への位置合わせを設定できます。ビューが位置合わせされている場合、新規の位置合わせを作成する前に、既存の位置合わせを解除する必要があります。
- 位置合わせを解除: 位置合わせされていないビューは互いに拘束されず、図面シート上で自由に移動でき、親ビューが移動しても自動的に移動することはありません。
選択したエッジを垂直または水平にしたり、角度を指定してビューを回転することができます。従属する断面図のあるビューや、補助投影ビューは回転できません。
既定では、親ビューおよびその子ビューは、同じ方向を維持します。親ビューを回転する場合は、従属ビューの位置合わせを維持または解除できます。子ビューを回転する場合、子ビューの方向は、親ビューから独立します。
ビューを回転させても、注記とビューとの関連性は維持されます。
図面ビューを位置合わせする
位置合わせを追加、解除、変更することができます。ビューが既に別のビューに位置合わせされている場合は、既存の位置合わせを解除してから、新しい位置合わせを追加する必要があります。
- ビューを選択します。
- 右クリックして、[位置合わせ]を選択します。
- ビューに位置合わせを追加するには、[水平]、[垂直]、または[連動]をクリックします。次に、位置合わせの親ビューをクリックします。
- 位置合わせを解除するには、[解除]を選択します。
- (任意)別の位置合わせを追加するには、既存の位置合わせを解除してから、新しい位置合わせを追加します。
図面ビューを回転する
図面ビューを回転するには、モデル エッジを選択してから、指定した角度、垂直位置、水平位置までエッジを回転します。従属する断面図のあるビューや、補助投影ビューは回転できません。
指定した角度で回転する場合、[絶対角度]オプションを指定すると、シートの座標系を基準にしてビューが回転します。[相対角]オプションでは、現在のビューの方向を基準にして、指定した角度でビューが回転します。
既定では、親ビューおよびその子ビューは、同じ方向を維持します。親ビューを回転する場合は、従属ビューの位置合わせを維持または解除できます。子ビューを回転する場合、子ビューの方向は親ビューに依存しません。
- 回転するビューを右クリックして、[回転]を選択します。
- [ビューを回転]ダイアログで、エッジで回転するか角度で回転するかを指定します。
- エッジでビューを回転するには、[回転方法]リストから[エッジ]を選択して図面ビューでエッジを選択するか、[水平]または[垂直]を選択して選択したエッジを水平または垂直にします。
- 角度でビューを回転するには、[回転方法]リストから[絶対角]または[相対角]を選択します。次に、選択したビューの回転角度を入力して、ビューの回転方向を選択します。
- 従属ビューを回転するかどうか指定します。
- 選択したビューのみを回転し、子ビューの方向は元のまま維持するには、[ビューを回転]を選択します。
- 回転をすべての従属ビューに適用するには、[カメラを回転]を選択します。
補助投影ビューを再位置合わせする
- 補助投影ビューを右クリックして、[補助投影ビューを再位置合わせ]を選択します。
- 親ビューからモデル エッジを選択して、新しい補助投影ビューを配置します。
- プレビューを適切な位置に移動してクリックし、ビューを配置します。
- 完了するには、グラフィックス ウィンドウをクリックします。