溶接ジョイントの疲労強度を決定するために、さまざまなタイプの疲れ曲線を使用できます。垂直およびせん断応力の各曲線に対する数式は次のとおりです。
1. 仮想平均応力方法
ここで
σ a 、τ a |
垂直(せん断)応力の振幅[MPa, psi] |
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σ e 、τ e |
一定の強さでの耐久限度 [MPa, psi] |
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σ m 、τ m |
平均繰返し応力[MPa, psi] |
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σ F 、τ F |
仮想平均応力 [MPa、psi] |
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Ψ |
ヘーグダイアグラム目減らし係数[-] |
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ジョイント材料ごとに異なる引張と曲げに対する推奨値 Ψ<0.15...0.3> |
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- せん断の場合 Ψ <0.1...0.25> |
2. 修正グッドマン方法
ここで
σ a 、τ a |
垂直(せん断)応力の振幅[MPa, psi] |
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σ e 、τ e |
一定の強さでの耐久限度 [MPa, psi] |
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σ m 、τ m |
平均繰返し応力[MPa, psi] |
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S U |
最大引張強さ [MPa, psi] |
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S US |
極限せん断強度[MPa, psi] |
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S US ≈ 0.8 S U の場合 |
3. 二次方程式(楕円)方法
変数の説明については、項目 2 の修正グッドマン方法を参照してください。
4. ゲルバー放物線方法
変数の説明については、項目 2 の修正グッドマン方法を参照してください。
5. Keccecioglu, Chester, and Dodge 方法
ここで
σ a 、τ a |
垂直(せん断)応力の振幅[MPa, psi] |
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σ e 、τ e |
一定の強さでの耐久限度 [MPa, psi] |
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σ m 、τ m |
平均繰返し応力[MPa, psi] |
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S U |
最大引張強さ [MPa, psi] |
|
S US |
極限せん断強度[MPa, psi] |
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S US ≈ 0.8 S U の場合 |
||
a |
ジョイントの材料によって決まる指数[-] |
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推奨値 a <2.6...20.75> |
6. バグシー方法
ここで
σ a 、τ a |
垂直(せん断)応力の振幅[MPa, psi] |
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σ e 、τ e |
一定の強さでの耐久限度 [MPa, psi] |
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σ m 、τ m |
平均繰返し応力[MPa, psi] |
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S Y |
降伏引張強度 [MPa, psi] |
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S YS |
せん断降伏強さ[MPa, psi] |
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S YS ≈ 0.577 S Y の場合 |
7. ソダーバーグ方法
変数の説明については、項目 6 のバグシー方法を参照してください。