ハーネス アセンブリにワイヤ リストをインポートするための設定ファイル

設定ファイル(.cfg)には、ワイヤとケーブルをハーネス アセンブリにインポートするための入力 .csv ファイルの形式が記述されています。設定ファイルとは、入力プロパティ、そのデータ タイプ、および対応する単位が記述された、区切り形式のテキスト ファイルです。

注: 設定ファイルは、ワイヤ接続データとケーブル & ハーネス ライブラリ データをインポートする際、また、レポートを作成する際に使用します。設定ファイルはそれぞれのファイルごとに異なるタスクを行い、そのタスク固有の情報を必要とします。

必要な形式

設定ファイルには、次の情報を記述する必要があります。

オブジェクト	入力ファイルに含まれるオブジェクトのタイプです。ワイヤ オカレンスとケーブル オカレンスの場合、オブジェクトは CablesandWires です。オブジェクト Wire を使用している既存のファイルも、正常にインポートされます。大文字と小文字は区別されません。
ログ ファイル	出力ログ ファイルのパスおよび名前です。例、C:¥WireListImport¥wirelist.log。パスを指定しない場合、ログ ファイルは .csv ファイルと同じフォルダに作成されます。
ヘッダ 1 (プロパティ名)	入力プロパティの名前を指定します。プロパティは任意の順序で記述することができますが、最低限必要なサブセットは必ず記述する必要があります。必要最小限のプロパティに加えて、カスタム プロパティを指定することもできます。
	ワイヤの場合、Wire ID、Library Name、REFDES1、Pin1、REFDES2、Pin2 を必ず指定する必要があります。 ケーブルの場合、Cable ID、Library Name、Conductor ID、REFDES1、Pin1、REFDES2、Pin2 を必ず指定する必要があります。ケーブル ワイヤの場合、Wire ID を省略することもできます。 注: REFDES1 と REFDES2 は、コネクタとスプライス オカレンスのどちらかにできます。
ヘッダ 2 (データ タイプ)	同じ列に記述されているプロパティ名のデータ タイプを指定します。Library Name のような定義済みのプロパティの場合、この値はそのプロパティのタイプ(text など)でなければなりません。
ヘッダ 3 (単位)	同じ列に記述されているデータ タイプの計測単位を指定します。この値は、同じプロパティのタイプと対応していなければなりません。たとえば、メートルという単位は、温度のタイプとしては適切ではありません。

ワイヤ リスト設定ファイルのサンプル

ワイヤ リスト設定ファイルに記述するデータの例を、次に示します。

cablesandwires

C:¥WireListImport¥WireList_Log.TXT

Wire ID,Cable ID,Library Name,Conductor ID,RefDes1,Pin1,RefDes2,Pin2

text,text,text,text,text,text,text,text

none,none,none,none,none,none,none,none