Design Assistant を使用するには

すべてのファイル管理タスクで Vault を使用することをお勧めします。

Design Assistant は、Autodesk Inventor のファイルや、関連する、ワード プロセッサで作成したファイル、スプレッドシート、テキスト ファイルなどを検索、トラッキング、または管理するツールです。Design Assistant プロパティを使用すると、iProperty をファイルのキーとして使用した Inventor ファイルの検索、トラッキング、管理、レポート作成に役立ちます。また、Design Assistant では、ファイル名の変更、ファイルの改訂、ファイルの置換、類似ファイルの作成などの機能を使用して、Inventor のファイルのリンクを管理できます。

Design Assistant プロパティを使用すると、iProperty をファイルのキーとして使用した Inventor ファイルの検索、トラッキング、管理、レポート作成に役立ちます。また、ワード プロセッサやスプレッドシートのドキュメントのような、Autodesk Inventor ファイルで参照される、他の形式のファイルに対する操作を行うこともできます。

Design Assistant で現在のセッションのファイルの場所を設定する

Design Assistant の作業グループ用のファイルの検索パスは、Autodesk Inventor で現在アクティブなプロジェクト ファイルに指定されています。アクティブなプロジェクトを変更するか、新しいプロジェクトを作成することができます。

注: プロジェクト ウィザードで、半独立および共有タイプのプロジェクトは、既定では使用できません。マルチユーザ プロジェクトを管理するには、Autodesk Vault Basic を使用することをお勧めします。従来のプロジェクト タイプを作成する必要がある場合は、[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックス の[一般]タブで、[旧プロジェクト タイプの作成を有効にする]チェック ボックスをオンにします。
  1. Microsoft Windows エクスプローラから Design Assistant を開きます。
  2. プロジェクト エディタを開くには、[ファイル] [プロジェクト]をクリックします。
  3. ダイアログ ボックスの上部で[プロジェクト]をクリックします。
  4. [適用]をクリックして指定したプロジェクトを適用し、[閉じる]をクリックしてプロジェクト エディタを閉じます。
注: プロジェクト ファイルを変更すると、Inventor の以降のセッションで使用されるアクティブなプロジェクトも変更されます。

あるファイルから別のファイルまたはファイルのグループにプロパティをコピーする

指定したデザイン プロパティを、あるファイルから別のファイルまたはファイルのグループにコピーします。Design Assistant を開いた方法によって、どのオプションを選択できるかが決まります。Autodesk Inventor から Design Assistant のセッションを開始すると、アクティブなファイルのプロパティを変更できます。アセンブリ ファイルの場合は、参照先のコンポーネント ファイルのプロパティも変更できます。

注: アクティブなプロジェクトが共有か半独立に設定されている場合、他のユーザがチェック アウトしているファイル、または作業グループ バージョンのファイルにプロパティをコピーすることはできません。
  1. Inventor ([ファイル] [iProperty])または Windows エクスプローラから[Design Assistant [バージョン番号]]ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [ツール] [デザイン プロパティをコピー]を選択します
  3. [コピー元]ボックスで、プロパティのコピー元ファイルを設定します。
  4. プロパティ グループと、コピーするプロパティを選択します。
  5. プロパティのコピー先ファイルを選択します。
  6. [コピー]をクリックし、プロパティをコピーします。
注: Inventor から Design Assistant を開いたときには、アクティブなファイルやそのコンポーネント以外のファイル同士のリンク、またはそれらのファイルとのリンクを変更することはできません。

プロパティをカスタマイズする

新しいカスタム プロパティを定義したり、既存のファイルから新しいカスタム プロパティを追加することができます。

  1. Inventor または Microsoft Windows エクスプローラから Design Assistant を開きます。
  2. [ビュー] [カスタマイズ]を選択します。
  3. 該当するプロパティ グループを選択します。
  4. 表示するプロパティを選択します。[使用可能なプロパティ]と[選択されたプロパティ]の一覧の間でプロパティを追加または除外するには、対象のプロパティをダブルクリックします。または、プロパティを選択してから[追加]ボタンまたは[除外]ボタンをクリックします。最大 9 個のプロパティを選択して表示することができます。[名前]プロパティはすべての表示に必須のプロパティで、既定で追加されます。
  5. [選択されたプロパティ]内のプロパティの表示順序が希望どおりになるように変更します。プロパティの表示順序を変更するには、対象のプロパティをハイライト表示して、[上に移動]ボタンまたは[下に移動]をクリックします。
  6. [完了]をクリックし、選択したプロパティを適用します。

階層レポートまたはデザイン プロパティ レポートを作成する

Design Assistant のレポート オプションを使用してレポートを作成すると、Autodesk Inventor のファイルやその他の関連ファイルをトラッキングまたは管理するときに役立ちます。レポートはテキスト ファイルとして保存されるので、表示、編集、印刷ができます。

  1. Inventor または Microsoft Windows エクスプローラから Design Assistant を開きます。
  2. [ツール] [レポート]を選択します。
    • 選択したフォルダまたはアセンブリの内部の階層を表示するレポートを作成するには、[階層]を選択します。選択した項目がフォルダの場合は、そのフォルダのサブフォルダがレポートに表示されます。選択した項目がアセンブリ ファイルの場合は、そのアセンブリが参照するファイルのパスがレポートに表示されます。たとえば、アセンブリのすべてのコンポーネント ファイルの一覧が表示されます。階層内のファイルのプロパティやファイルについての他の情報は表示されません。
    • デザイン プロパティ レポートを作成するには、[プロパティ]を選択します。このレポートには、選択したファイルの内部階層が表示されます。また、各ファイルについて、指定したプロパティが表示されます。デザイン プロパティ レポートを作成する前に、[表示] [カスタマイズ]を選択して、[表示するプロパティを選択]ダイアログ ボックスにプロパティを設定します。
  3. レポートするレベル数を設定します。
  4. [次へ]をクリックし、[レポートの保存場所]ダイアログ ボックスを開きます。
  5. レポートの保存場所とファイル名を指定します。レポートは、指定したファイルに保存されます。

ファイルをプレビューする

  1. [ファイル] [管理] [Design Assistant]をクリックし、[プレビュー]をクリックします。
  2. [プレビュー]を選択すると、Design Assistant の現在のセッションで開いている Inventor ファイルについて、選択したファイルのサムネイル イメージを表示できます。

ファイルにサムネイル イメージがない場合は、[ファイル] [iProperty]の順に選択するか、ファイル名を右クリックして、[iProperty]を選択します。[保存]タブをクリックしてから、[プレビュー画像を保存]のチェック ボックスをオンにします。

注: Autodesk Inventor ファイルを Microsoft Windows エクスプローラからアクティブな Design Assistant セッションにドラッグすると、アクティブなセッション内のファイルは新しいファイルで置き換えられます。現在のファイルに行った変更のうち保存していないものがある場合、確認ダイアログ ボックスが表示されます。