定義した領域を材料から切り取って、既存の図面ビュー内の隠れたフィーチャが表示されるようにすることができます。
新機能の紹介: 2023.1、2023.2
部分断面を作成するには:
- 既存のビューを選択するか、図面内にビューを配置します。
- 部分断面図を作成するには、部分断面領域の境界を定義するために、1 つまたは複数の閉じたプロファイルに関連付けられたスケッチが必要です。次に、次の場合に起こる動作を説明します。
- 選択したビューにスケッチがない: ビュー スケッチが追加され、スケッチ編集モードになります。境界を定義してスケッチを終了すると、[部分断面図]ダイアログが表示されます。
- 選択したビューにはスケッチがあるが、プロファイルは閉じられていない: 条件を説明するメッセージが表示されます。次の方法で応答できます。
- [OK]: スケッチ モードに切り替わり、プロファイルを閉じてから、[OK]をクリックすることでビューの作成に戻ります。
- [キャンセル]: [部分断面]ビュー コマンドを終了します。
- [ヘルプ]: このページに移動します。
- 選択したビューに、複数の閉じていないプロファイルがある: 条件を説明するメッセージが表示されます。クリックして[OK]を選択し、コマンドを終了します。次に、目的のスケッチを選択し、プロファイルを閉じて、[部分断面]ビュー コマンドを繰り返します。
- 境界は自動的に選択されますが、ビューに関連付けられている未使用のスケッチが複数ある場合は 1 つの境界を選択する必要があります。
- 部分断面の深さを指定します。部分断面領域の深さは、モデル内の点から、投影ビューに関連付けられたスケッチで、ビューの穴フィーチャを使用して、またはパーツの深さによって定義することができます。
- 表示設定を指定します。切り取りボリューム内のコンポーネントを表示する場合、[断面の中のコンポーネント]を選択します。
- [OK]をクリックします。
[オブジェクト既定]で断面ハッチング オブジェクトに割り当てられているアクティブな規格およびハッチング スタイルにより、部分断面図の既定のハッチングが決まります。
モデル内の点から、または投影ビューに関連付けられたスケッチで部分断面を指定する
部分断面領域の始点を指定して、その点から領域の深さを計測するか、従属投影ビューに関連付けられたスケッチ上のジオメトリを使用しての深さを計測することができます。
- モデル内の点から指定している場合、ベース ビューからビューを投影して、投影ビューに関連付けられたスケッチを作成し、ジオメトリを追加して部分断面の深さを定義します。
- リボンで、[ビューを配置]タブ [修正]パネル [部分断面] の順にクリックします。
- グラフィックス ウィンドウで、ビューをクリックして選択し、定義した境界をクリックして選択します。
注: 境界プロファイルは、選択したビューに関連付けられたスケッチ上になければなりません。
- [部分断面]ダイアログで、[深さ]タイプ ボックスの横にあるドロップダウン矢印をクリックし、[スケッチへ]または[開始点]を選択します。([開始点]を選択した場合は、[深さ]フィールドに数値を指定できます。)
- 選択矢印をクリックし、グラフィックス ウィンドウで次のいずれかをクリックして選択します。
- 投影ビューに関連付けられたスケッチ ジオメトリ(点はモデルの任意のビューで指定できます)。
- 深さの始点。
- モデルの点から部分断面を作成している場合、[深さ]値ボックスに、部分断面の深さを入力します。
ビューの穴フィーチャを使用する、またはパーツの深さで指定する
ビューの穴フィーチャを使用して部分断面の深さを指定したり、1 つまたは複数のパーツを指定して断面を作成し、隠れたパーツやフィーチャが表示されるようにすることができます。深さは、穴の軸またはパーツの深さによって定義されます。
- リボンで、[ビューを配置]タブ [修正]パネル [部分断面] の順にクリックします。
- グラフィックス ウィンドウで、ビューをクリックして選択し、定義した境界をクリックして選択します。境界プロファイルは、選択したビューに関連付けられたスケッチ上になければなりません。
- [部分断面]ダイアログで、[深さ]タイプ ボックスの横にある矢印をクリックし、[穴へ]または[パーツを貫通]を選択します。
- 選択矢印をクリックし、グラフィックス ウィンドウで穴フィーチャまたはパーツをクリックして選択します。
注: 穴フィーチャが非表示になっている場合は、[非表示エッジを表示]をクリックして一時的に穴フィーチャを表示します。
- ビューを完全に定義したら、[OK]をクリックしてビューを作成します。