Vault プロジェクトのデータ管理システムを紹介します。
Autodesk® Vault Basic は、設計データをプロジェクト チーム全体で共有するための作業グループ用データ管理システムです。Vault では、すべてのエンジニアリングと関連データを対象としたファイル管理およびバージョン管理システムが提供されています。Vault は、設計チーム メンバ向けに一元管理されたセキュリティ上安全なコラボレーション環境です。
共有環境での Vault の概要
共有環境内の Autodesk Vault Basic は、Vault サーバおよび Vault クライアントの 2 つのコンポーネントで構成されます。サーバは、すべての設計情報のマスター データ ファイルを格納します。クライアントは、サーバ上に格納されたファイルへのアクセスを提供します。
設計チームは、Autodesk Vault Basic をバージョン管理に使用し、あらゆるタイプのエンジニアリング ファイルと関連データを格納、共有します。ファイルは Autodesk Inventor、AutoCAD®、Autodesk® DWF™ (Design Web Format)、FEA、CAM、Microsoft® Office のいずれかです。使用ファイルは設計プロセスで使用されるファイル以外のファイルでもかまいません。
Vault にチェックインされたファイルについて、すべてのバージョンおよびファイル依存性が保持され、プロジェクトの運用履歴が提供されます。チーム メンバは、サーバ上に格納されているファイルやデータにも、ファイル履歴にもアクセスできます。複数のメンバが同時に同じファイルを編集することがないように、各メンバは編集するファイルをチェックアウトする必要があります。ファイルを Vault にチェックインし直した後、チーム メンバは各自のローカル コピーを更新することができます。