設計メカニズム

可動パーツが組み込まれた機械設計を評価するために利用可能なツールの紹介

メカニズムは、可動パーツを 1 つまたは複数組み込んだ設計として定義されます。Inventor には、機械設計の作成および評価を支援する多数のツールが用意されています。

2D パーツ スケッチ内のスケッチ ブロックを使用して、メカニズムの概略レイアウトを作成します。フレキシブル ネスト ブロックを作成し、サブアセンブリ運動学を定義するスケッチ拘束を適用します。スケッチ ブロックをコンポーネント ファイルに派生させ、その他のフィーチャを作成して、3D モデルを開発します。コンポーネントは、それらの対応するブロックに関連付けられたままの状態で更新され、ブロック形状の変更を反映します。

メカニズムの評価ツール

3D 環境におけるメカニズムを評価するには、次のツールを使用します。
  • アセンブリ拘束:をアニメートし、衝突検出を有効にして、正確な接触箇所を特定します。たとえば、角度拘束をアニメートして、接触発生前のモーションの範囲を評価できます。
  • 接触セットを作成し、必要に応じてメンバを追加して、コンポーネント間の物理接触をシミュレートしたり、モーションの範囲を特定することができます。
  • ポジション リプレゼンテーションを使用して、最大/最小拡張など、メカニズムの多様な状態を保存します。
  • Inventor Studio を使用して、同時的または逐次的な動きをアニメートします。
  • ダイナミック シミュレーション環境では、物理プロトタイプにコストをかける必要なしに、変位、速度、加速、および反力を計算できます。
  • 構造解析環境では、デジタル プロトタイプに対して構造スタティック構造解析および固有値構造解析の調査を実施できます。