O リング コンポーネント ジェネレータ

O リング ジェネレータは、O リングを溝に挿入します。O リング コンポーネント ジェネレータは、円柱と平坦なサーフェス(スラスト シール)上にシールと溝を作成します。スラスト シール用の非円形状円柱またはカスタム溝パス上に O リングを挿入することは不可能です。

円柱状サーフェス上にシールを挿入する場合、ロッドおよび中空の正確な直径を指定しておく必要があります。O リング ジェネレータを使用するには、事前に円柱状サーフェスを作成しておく必要があります。

材料や断面によっては、O リングを使用できるものもあります。円形状断面の O リングのみがサポートされています。コンテンツ センターの既存の O リングには、材料を追加することができません。

サポートされている O リング シール ジオメトリは、2 つのタイプ(ラジアル方向および軸方向)があります。2 つの円柱状サーフェス間には、ラジアル シールが置かれます。O リングを含むサーフェスのいずれか 1 つに溝があります。他のサーフェスの直径は適切なため、O リングが正常に圧縮されます。スラスト シールは平坦サーフェスです。円形状の O リング溝は、ハウジング プレートまたはカバー プレートに切り分けられます。溝の直径は、内部または外部のどちらの圧力がかかるかに応じて異なります。

O リング ジェネレータを起動すると、ただちに円柱状サーフェスまたは平坦サーフェスを選択することができます。ダイアログ ボックスは、サーフェスを選択した後に適切に更新されます。また、ダイアログ ボックスで O リングのタイプを指定してから、ジオメトリを選択することもできます。O リングのタイプを選択した後は、指定したサーフェス タイプしか選択できなくなります。したがって、最初に何を指定するのか(O リングの配置を指定するのか、あるいは O リングのタイプを指定するのか)は重要ではありません。

ラジアル シール

円柱状ロッドが中空の中に入っています。O リング溝は、ロッドまたは中空のどちらかに配置されます。適切にシーリングするには、ロッドと中空の両方に一定の直径を設定しておく必要があります。

入力:

出力:

ラジアル シールを更新し、ロッドまたは中空の直径を変更した場合、ブラウザ内では O リング サブアセンブリが不具合としてマークされます。ツールチップに、O リングを編集して適正サイズを選択するように促すプロンプトが表示されます。

スラスト シール

ハウジングの平坦面には、カバーが付けられています。カバーをシーリングすることにより、流動体がハウジングから漏出したりハウジングに漏入するのを防ぐことができます。

入力:

出力:

O リング溝(グランドとも呼ぶ)には、特定の細部および寸法が割り当てられています。O リング溝は、O リングがシールとして正常に機能するにはきわめて重要です。

O リング ジェネレータは、コンテンツ センターからシール データを取得します。

注: O リング ジェネレータを使ってコンポーネントを挿入するには、コンテンツ センター サーバに接続していることと、コンピュータ上でコンテンツ センターの設定が完了していることが必要です。