プロジェクトのバックアップ ファイルの概要

変更内容を保存するたびに、新しいバージョンのファイルが作業スペースに作成されます。

旧バージョンは OldVersions¥ フォルダに移動します。

新しいバージョンのファイルは、半独立プロジェクトの作業グループの場所にファイルをチェックインして戻すか、またはファイルを共有プロジェクトに保存してアセンブリのビューを更新しないと、Inventor を使用するその他の設計者には表示されません。

ファイルを保存するときのアクション

ファイルを保存すると、いくつかの動作が自動的に実行されます。

ファイルを保存するたびに、ファイルを識別する目的で、グローバルに一意の新しいバージョン ID がファイルに書き込まれます。各セッションは、アクセスしているバージョン ID を認識しています。標準の場所でファイルを再度開こうとすると、バージョン ID が変更されている場合、プログラムは他のユーザが保存したか、チェックインしたと認識します。その場合、OldVersions¥ フォルダから該当バージョンのファイルが開きます。この場合、開いたファイルのバージョンがこれ以降、関連するその他の情報へのアクセスに使用されます。ファイルの旧バージョンを復元しても、アセンブリの状態は復元されません。

注: Inventor のリリース 6 以前で作成されたファイルは、1 つのファイルで複数のバージョンを持つことができます。

ファイル バージョンの管理

プロジェクト内で OldVersions フォルダに保存するバージョンの数は、オプションによってコントロールします。

ファイルを保存しても、そのファイルを作業グループにチェックインするまでは、他の設計者は引き続き旧バージョンのファイルを参照します。

共有プロジェクトまたは半独立プロジェクトでは、アセンブリを更新または再度開くまでは、サーバから参照されるファイルへの更新を確認できません。

旧バージョンのファイルの用途

ファイルの旧バージョンを復元することができますが、Inventor では、以前のアセンブリの状態を復元することはできません。

OldVersions¥ フォルダにあるファイルは、次のような場合に使用します。

ファイルのバージョンと PDM システム

PDM API によって提供される機能により、OldVersions¥ の作成と管理の機能が追加され、PDM システム内でコントロールできます。