複数ドメインのクライアントから配置ショートカットへのアクセスを可能にするには

サーバへのアクセス権を持つ、同じドメインのクライアントからも、ショートカット アイコンを使用して管理イメージにアクセスすることができます。別ドメインのクライアントからは、サーバにアクセスすることはできません。.lnk の場所のパスには Domain1 のサーバの場所が指定されているため、「Domain2」のクライアントがショートカット アイコンを使用しても失敗します。「Domain2 (Domain1 以外の任意のドメイン)」のクライアントからアクセスできるようにするには、元の配置場所を削除し、相対パスを使用して配置イメージの場所を変更できるようにします。

  1. たとえば、MyDeployConfig という名前で、配置イメージを作成します。

  2. 管理者によるイメージ作成プロセスの完了後、¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig を参照してください。

  3. 配置イメージ フォルダ MyDeployConfig 全体を、新しい場所(別のサーバや USB ドライブなど)にコピーします。

    次の手順では、LNK ファイルの[リンク先]と[作業フォルダー]のパスを、新しい場所と一致するように修正します。

  4. 新しい場所にある MyDeployConfig.LNK を右クリックして、[プロパティ]を選択します。

  5. [リンク先]と[作業フォルダー]のパスを、新しい場所と一致するように、次のように修正します。

    新しいサーバ ドメイン –

    ¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥Setup.exe /qb /I ¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥MyDeployConfig.ini /language en-us

    を次のように変換します

    ¥¥<新しいサーバの場所>¥<新しい共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥Setup.exe /qb /I ¥¥<新しいサーバの場所>¥<新しい共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥MyDeployConfig.ini /language en-us

    USB または DVD ドライブ(E:¥ はドライブ名を示す):

    ¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥Setup.exe /qb /I ¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥MyDeployConfig.ini /language en-us

    を次のように変換します

    E:¥MyDeployConfig¥Img¥Setup.exe /qb /I E:¥MyDeployConfig¥Img¥MyDeployConfig.ini /language en-us

注: 上のワークフローは、ショートカット(LNK ファイル)で相対パスを使用すると失敗する場合があります。これは、Microsoft Windows オペレーティング システムが相対パスを完全にサポートしていないためです。

LNK ファイルで相対パスを使用する方法の代替ワークフローとしては、配置ショートカットの[リンク先]行から .BAT ファイルを作成し、その .BAT ファイルのパスを相対パスに変更する方法があります。次のようにします。

  1. 次のような、オリジナルの[リンク先]行をコピーします。
  2. ¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥Setup.exe /qb /I ¥¥<サーバの場所>¥<共有フォルダ>¥MyDeployConfig¥Img¥MyDeployConfig.ini /language en-us

  3. これをテキスト ファイルに貼り付け、ファイル名を変更して、拡張子を .BAT にします。このファイルは、必ずオリジナルのショートカットと同じフォルダに保存します。
  4. 貼り付けた[リンク先]行を修正して、次のように相対パスにします。
  5. MyDeployConfig¥Img¥Setup.exe /qb /I MyDeployConfig¥Img¥MyDeployConfig.ini /language en-us

  6. この .BAT ファイルを保存します。
  7. このファイルをダブルクリックすると、オリジナルのショートカットと同様に、配置からクライアントにインストールできます。