"スマート" ピンを作成して使用する

2 つのリンクをピンで拘束するには、既知の論理的な方法があるため、リンクが自動的に作成された場合はこの方法が最適です。コンポーネント グループでピンと必要な拘束を収集することで、"スマート" ピン デザインを作成することができます。はじめに、IvComponentGroup に含める新しいデザインを作成します。

デザインに次のパラメータ ルールを追加します。 

Design SmartPin : DynamicRuleReactorExampleRoot IvComponentGroup

    ' the first link part to constrain to the pin
    Parameter Rule link1 As Part = NoValue

    ' the second link part to constrain to the pin
    Parameter Rule link2 As Part = NoValue

    ' controls the positioning of the pin relative to the links
    Parameter Rule onRight? As Boolean = True

ここでは、ピンの子ルールと 4 つの拘束を追加します。 

    Child pin As :IvCylinder
        diameter = linkHoleDia * 0.95
        height = linkThickness * 2.05
    End Child

    Child link1Face As :IvMateConstraint
        part1 = link1
        part2 = pin
        entity1 = (If onRight? Then "leftFace" Else "rightFace")
        entity2 = "fBottom"
        solution = :Flush
        offset = 0
    End Child

    Child link2Face As :IvMateConstraint
        part1 = link2
        part2 = pin
        entity1 = (If onRight? Then "rightFace" Else "leftFace")
        entity2 = "fTop"
        solution = :Flush
        offset = 0
    End Child

    Child link1Axis As :IvMateConstraint
        part1 = link1
        part2 = pin
        entity1 = "hole1Axis"
        entity2 = "fMain"
        inferredType2 = :InferredLine
    End Child

    Child link2Axis As :IvMateConstraint
        part1 = link2
        part2 = pin
        entity1 = "hole2Axis"
        entity2 = "fMain"
        inferredType2 = :InferredLine
    End Child

最後に、ピンを区別できるように、displayName ルールを再定義します。 

    Rule displayName As String
        ' construct a displayName string in the pattern:
        '   partName (link1 : link2)

        Dim result As String = partName
        result = result & " ("
		
        If link1 = NoValue Then
            result = result & "?"
        Else
            result = result & link1.partName
        End If
		
        result = result & " : "

        If link2 = NoValue Then
            result = result & "?"
        Else
            result = result & link2.partName
        End If
		
        result = result & ")"

        Return result
	
    End Rule

スマート ピンをテストします。ピンとすべての(最初の 2 つの)リンクを削除します。

ここで、SmartPin の子を追加し、パーツ エディタで link_1 と link_2 を選択します。

ブラウザで、SmartPin とともにカスタム表示名が表示されることに注目してください。

このようなスマート ピンを使用すると、高度なレベルの機能モデルに相当する機能が提供されます。1 つのオカレンスと多数の拘束ではなく、1 つのピンを扱うことになります。"ピン" は、必要なすべての "ピンのような" 動作を認識しています。ピンに関連する個々の拘束を削除することはできません。代わりに、ピン全体を削除する必要があります。これにより、そのすべての拘束(または同様の動作)が自動的に対象になります。

これで、イベント ハンドラを更新して、ピンとして円柱を通常ダンプするのではなく、SmartPin を作成することができます。
  • :Name を変更して、ピンの一意の名前を作成します。
  • :design を "IvCylinder " から "smartPin" に変更します。
  • 最初のリンクはそのままにします。
  • 2 番目のリンクとして、このパーツにピンをアタッチします。パーツ名は、文字列として渡す必要があることに注意してください。 
<%%categoryOrder ("Inventor Parameters,Inventor"), _
 %%OpenCategories ("Inventor Parameters")> _
Design link : DynamicRuleReactorExampleAdoptedComponents linkAdopt

    Method preCreateSelf() As List
        Dim result As List
        result = {{:action, :createDynamicPart, _
                   :Part, Parent, _
                   :Name, uniqueName("smartPin"), _
                   :design, "smartPin", _
                   :link1, "NoValue", _
                   :link2, MakeString(partName)}}

        Return result
    End Method
End Design

動的リンクを追加すると、アタッチされているピンが自動的に取得されます。これで、手動でさきほどのリンクにピンを接続することができます。

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