ベース ビュー <IvBaseView>

概要

図面シートにベース ビューを定義します。ベース ビューは以降のすべてのビューのベースを定義します。複数のベース ビューをシート上に作成することができます。

Mixin

IvBaseViewModifier

IvCommonViewMixin

[パラメータ]

Name [タイプ] 説明
cameraEye (IvCameraMixin から)。ドキュメントの座標系でのカメラの位置を指定します。既定は NoValue です(現在のカメラ位置を使用します)
cameraPerspective? ブーリアン演算 (IvCameraMixin から)。平行ビュー投影のパースビューを有効にします。既定は False です(平行投影)
cameraPerspectiveAngle 数値 (IvCameraMixin から)。パース投影の場合に、投影角度を指定します。既定は 0.0 度です
cameraTarget (IvCameraMixin から)。カメラの中心が向く、ドキュメントの座標系でのを指定します。既定は NoValue です(現在のカメラ ターゲット ポイントを使用します)
cameraUpVector ベクトル (IvCameraMixin から)。cameraEye および cameraTarget 点によって定義される線分で位置合わせされる、Z 軸を中心にしたカメラの回転を定義します。既定は NoValue です(現在のカメラ回転を使用します)
cameraViewOrientation [名前] (IvCameraMixin から)。有効な値は次のとおりです。
  • :Front: 前面ビュー方向
  • :Top: 上面ビュー方向
  • :Right: 右面ビュー方向
  • :Back: 背面ビュー方向
  • :Left: 左面ビュー方向
  • :IsoTopRight、:IsoTopLeft、:IsoBottomRight、:IsoBottomLeft: さまざまな ISO ビュー方向
  • :Arbitrary: ビュー方向は変更されません。

既定は:Arbitrary です

designViewRepresentation 文字列 (IvCommonViewMixin から)ユーザ定義のデザイン ビューの名前です。ビューでのモデル表示に使用するデザイン ビュー リプレゼンテーションを指定します。名前は、既存のデザイン ビューに対応させる必要があります。既定の "" は、モデルの既定のデザイン ビューを表します。hiddenParts 一覧を指定し、designViewAssociative を False にすると、このパラメータの影響は生じません。
designViewAssociative ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から)ビューで、指定されたデザイン ビュー リプレゼンテーションへの関連付けを保持するかどうかを指定します。True にすると、'hiddenParts' 一覧で一切の項目が許可されません。既定で False に設定されます。
displayTangentEdges ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から)接線エッジを表示するかどうかを指定します。True にすると、接線エッジが表示されます。既定値は False です。
hiddenParts list (IvCommonViewMixin から)省略するパーツ一覧です。一覧の各パーツのタイプは、IvAdoptedPart または IvCustomAssemblyDocument にする必要があります。'designViewAssociative' を True に設定している場合は、使用できません。既定で空の一覧に設定されます。
ignorePosition? ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から) True にすると、原点のルールが無視されます。既定値は False です。
model パーツ (必須)ベース ビューに表示するモデルです。モデルで、パーツまたはアセンブリを示す別のパーツを参照します。
原点 (BasePart から)図面シート上のビューの位置を定義します。ビューでの参照は、ビューの中心になります。シートの原点は、シートの左下コーナーになります。
OriginIndicatorClosestPoint ビューで適切な図面上の曲線を選択するために使用する点です。複数の曲線がエンティティを表している場合、この点に最も近い曲線が選択されます。近さの計測基準は、この点から曲線の境界領域の中心までの距離です。
OriginIndicatorEntity 文字列 図面曲線の検索に使用する面およびエッジの名前です。
OriginIndicatorIntent すべて 図面曲線上の位置です。有効な値は、:none、:startPoint、:endPoint、:midPoint、:centerPoint、:circularLeftPoint、:circularRightPoint、:circularTopPoint、:circularBottomPoint、または範囲 0 ~ 1 の数値
OriginIndicatorPart パーツ 曲線の作成元となった Intent パーツです。
OriginIndicatorLayer 文字列 原点インジケータに関連付けられている画層です。
OriginIndicatorStyle 文字列 原点インジケータに関連付けられた引出線スタイルです。
OriginIndicatorRelativeX 数値 原点インジケータの X オフセットです。既定値は 0.0 です。
OriginIndicatorRelativeY 数値 原点インジケータの Y オフセットです。既定値は 0.0 です。
OriginIndicatorVisible? ブーリアン演算 原点インジケータが表示される場合(既定)は True です。
positionalRepresentation パーツ ビューでモデルを表すために使用されるリプレゼンテーションを特定するポジション リプレゼンテーション(タイプが IvPositionalRepresentation のパーツ)です。
rotationAngle 数値 (IvCommonViewMixin から)指定した角度分、図面に対して垂直な軸を中心にベース ビューを回転します。既定で 0 に設定されます。
sheet パーツ (IvCommonViewMixin から)ベース ビューを配置する図面シートを定義します。既定で「親」に設定されます。
showViewLabel? ブーリアン演算 (IvCommonViewMixin から)True にすると、シートにビュー ラベルが表示され、標準スタイルの設定をオーバーライドします。既定は NoValue です。
viewLabelFormattedText 文字列 (IvCommonViewMixin から)指定すると、ビュー スタイルで定義されている Inventor の既定のビュー ラベル文字列をオーバーライドします。既定は NoValue です。
viewLabelPosition (IvCommonViewMixin から)指定すると、Inventor の既定のビュー ラベル位置をオーバーライドします。シート座標で、シート上のを指定します。既定は NoValue です。
viewName 文字列 (IvCommonViewMixin から)ベース ビューの下の図面に表示するビューの名前です。既定では、パーツの displayName です。
viewOrientation name モデルに対するベース ビューの位置合わせを指定します。有効な値は、:Front、:Top、:Right、:Back、:Bottom、:Left、:IsoTopRight、:IsoTopLeft、:IsoBottomRight、:IsoBottomLeft です。位置合わせ :Front (正面図)は XY 平面のビューです。:IsoTopRight が既定値です。

:Arbitrary が設定されている場合、以下の Camera* パラメータでビューの方向をさらに指定します。

viewScale 数値 (IvCommonViewMixin)十進数のベース ビューの尺度です。既定で 1.0 (フル スケール)に設定されます。
viewStyle name (IvCommonViewMixin から)ビューの表示スタイルを指定します。有効な値は、:hiddenLineRemoved、:hiddenLine、:shadedHiddenLine、:shaded です。既定値は :hiddenLineRemoved です。

ルール

Name [タイプ] 説明
height 数値 (IvCommonViewMixin から)ビューの高さの取得に使用することができます。取得される値は、入力した尺度と表示されているオブジェクトによって異なります。値は、プロジェクトの単位で返されます。
数値 (IvCommonViewMixin から)ビューの幅の取得に使用することができます。取得される値は、入力した尺度と表示されているオブジェクトによって異なります。値は、プロジェクトの単位で返されます。

メソッド

viewToSheet( viewPt As Point ) As Point 
(IvCommonViewMixin から)ビュー空間内の指定されたを表す、シート空間内のを返します。どちらの点も 2 次元なので、'Z' コンポーネントは無視されます。
workpointLocation( workpointPart As Part, _
                   workpointName As String ) As Point
(IvCommonViewMixin から)指定されたパーツ上の指定された作業に対応する、ビュー空間内のを返します(ビューで表現される必要があります)。

例 1

この例では、現在のシートでの "FrontView" という名前のベース ビューの作成を示します。ビューの尺度、方向、スタイルを指定します。ビューの原点は、シートの高さと幅に基づいて計算されます。

子の名前: FrontView
子のデザイン: IvBaseView
名称 [タイプ] 指定値
model パーツ Parent.Parent.RS_Regalwand
原点 すべて Point(0,0,0) + unitY * 0.7 *height + unitx *0.25 * width
viewOrientation name :Bottom
viewScale 数値 0.2
viewStyle name :hiddenLineRemoved