IvAdoptedPart は、Intent 内の Inventor パーツ オカレンスを示します。このデザインに新しいインスタンスが作成されるたびに、親 Inventor アセンブリ ファイルに新しいオカレンスが作成されます。一般的に、このデザインは直接使用しません。代わりに、Inventor パーツ ファイルをアダプトしたときに、アダプト ウィザードにより IvAdoptedPart から継承する新しいデザインが作成されます。ファクトリ ファイルとメンバ ファイル: IvAdoptedPart は自動的にファクトリ ファイルのコピーを作成し、必要に応じてコピーのパラメータを再設定します。これらのコピーはメンバ ファイルと呼ばれます。Intent は自動的にパラメータ値を確認し、必要に応じて適切なメンバ ファイルを作成します。同じパラメータ値のセットが確認された場合には、同じメンバ ファイルが再利用されます。以前に使用されていないパラメータ値が確認された場合、Intent は新しいメンバ ファイルを作成します。メンバ ファイルは通常はプロジェクト フォルダ内の "Member Files" フォルダに保存されます。
IvAdoptedpartModifier
IvCommonOccurrenceMixin
IvComponentMixin
BaseInventorMixin
Basepart
| Name | [タイプ] | 説明 |
|---|---|---|
| factoryFileName | 文字列 | アダプトされた Inventor パーツの名前です。 |
| iProperty | list | ユーザ定義属性(iProperty)を持つネストされた一覧です。 |
| factoryFileDirectory | 文字列 | アダプトされた Inventor パーツのフォルダ パスです。 |
| grounded? | ブーリアン演算 | Inventor オカレンスを固定するかどうかを指定します。 |
| inventorFileName | 文字列 | Inventor ファイル名です。 |
| reportModelingErrors? | ブーリアン演算 | モデリング中の Inventor エラーを Intent エラーとして報告するかどうかを指定します。 |
| materialName | 文字列 | 材料の名前です。Inventor マテリアルとしてあらかじめ存在する必要があります。メンバ ファイルの生成では、材料はパラメータのように考慮されます。 |
| color | 文字列 | Inventor オカレンスの色(レンダリング スタイル)です。 |
| DisableMemberPartEditing? | ブーリアン演算 | メンバ ファイルが通常の Inventor コマンドで編集できるかどうかをコントロールします。既定は True です(通常のコマンドでファイルを編集することができません)。 |
| suppressedFeatures | list | アクティブに省略するフィーチャの一覧です。suppressedFeatures または unsuppressedFeatures のいずれにも明示的に表示されないフィーチャは、単純にそのままになります。Adopt コマンドはこれらのパラメータには影響しません。 |
| unsuppressedFeatures | list | アクティブに省略解除するフィーチャの一覧です。suppressedFeatures または unsuppressedFeatures のいずれにも明示的に表示されないフィーチャは、単純にそのままになります。Adopt コマンドはこれらのパラメータには影響しません。 |
| isRef? | ブーリアン演算 | True を指定すると、オカレンスが作成されなくなります。 |
| NameFeatureGeometry? | ブーリアン演算 | これはルックアップ パラメータです。True に設定すると、すべてのパーツ レベル フィーチャ ジオメトリ(エッジ、頂点、面)が命名されます。既定は False です。パーツ フィーチャ命名を再度有効にするには、Rule NameFeatureGeometry? As Boolean = True を適切な Intent アセンブリのレベル(ルートなど)で設定します。 |
| overrideOpacity | 数値 | 0 ～ 1 の数(0 は完全に透明)または NoValue (「上書きなし」を意味する既定)です。 |
| UseFactoryPartNumber? | ブーリアン演算 | (既定値は False です)True に設定すると、メンバ ファイルの Inventor の部品番号 iProperty がファクトリ ファイルのものと同じになります。 |
| IgnoreInventorVersion | ブーリアン演算 | (既定値は False です)True に設定した場合、Inventor メジャー バージョンはパーツ ファイル署名に影響しません。 警告: このパラメータを True に設定した場合の結果に注意する必要があります。たとえば、古いバージョンの Inventor でファイルを開こうとする場合があります。 |
| IgnoreFactoryFileName | ブーリアン演算 | (既定値は False です)True に設定した場合、ファクトリ ファイル名はパーツ ファイル署名に影響しません。 警告: このパラメータを True に設定した場合の結果に注意する必要があります。 |
| IgnoreUnits | ブーリアン演算 | (既定値は False です)True に設定した場合、Intent プロジェクトの単位はパーツ ファイル署名に影響しません。 警告: このパラメータを True に設定した場合の結果に注意する必要があります。たとえば、ミリメートル単位用のファイル名とインチ単位用のファイル名に違いがありません |
| IgnoreModificationTime | ブーリアン演算 | (既定値は False です)True に設定した場合、ファクトリ ファイルの変更時刻はパーツ ファイル署名に影響しません。 警告: このパラメータを True に設定した場合の結果に注意する必要があります。たとえば、以前に作成したメンバ ファイルがファクトリ ファイルの変更後に更新されません。ユーザは "Member Files" フォルダを手動でクリーンアップする必要があります。 |
| Name | [タイプ] | 説明 |
|---|---|---|
| cacheFileDirectory | 文字列 | メンバ ファイル フォルダ("キャッシュ")の絶対パスです。 |
| cacheFileName | 文字列 | オカレンスとしてインスタンス化されたメンバ ファイルのファイル名です。 |
| memberPathname | 文字列 | 新しいメンバ ファイルが作成されたときに初めて使用するファイル名(完全な絶対パス)を指定します。これは、'cacheFileName' ルールと対照をなしています。デザイン内のこのルールを上書きすることで、Intent の既定の GUID ベース スキームを使用する代わりに別のファイル命名規則を使用できます。命名規則は、一意のパラメータ(および材料など)のセットそれぞれに一意のファイル名を提供する必要があります。詳細については、実装を参照してください。 |
| PartNumber | 文字列 | ドキュメントから読み取った部品番号を返します。部品番号は、ドキュメントの署名生成時にのみ設定されます。部品番号のみが異なる 2 つのメンバ ファイルを用意することはできません。既存のアセンブリ ドキュメントの部品番号は更新されません。 |
customProperty( propName As String ) As Anyプロパティ名によってユーザ定義プロパティの値を取得します。
inventorParamValue( paramName As String, _
Optional units As String = "databaseExceptLengthAndAngle" ) As Number
メンバ ファイル内の Inventor パラメータの値を取得します。通常は、アダプトされたパラメータによって駆動されるアダプトされていない Inventor パラメータに使用されます。単位パラメータに使用できる値は次のとおりです。"databaseExceptLengthAndAngle": 既定。長さパラメータはプロジェクト単位で、角度パラメータは度単位で、その他すべてのパラメータは Inventor データベース単位で値が返されます。"database": 値は常に Inventor データベース単位で返されます。特定の単位: 指定された単位で値が返されます。この単位はパラメータ タイプに対応している必要があります。 inventorParamValueAsString( paramName As String, _
Optional units As String = "InventorParamUnits" ) As String
メンバ ファイル内の Inventor パラメータの値を、数値と単位で構成された文字列として取得します。単位パラメータに使用できる値は次のとおりです。"InventorParamUnits": 既定。返される文字列では、Inventor でパラメータに関連付けられた単位が使用されます。"database": 返される文字列では、Inventor データベース単位が使用されます。特定の単位: 返される文字列では、指定された単位が使用されます。この単位はパラメータ タイプに対応している必要があります。 GetNewPartNumber( docHandle As String ) As String部品番号の値を返すために使用されます。ユーザ コードで上書きできます。docHandle は作成されたばかりのパーツ ドキュメントを示します。既定の実装では、iProperty ルールの {"Part number", "PN"} サブリストの値が返されます。値がない場合は、$path に含まれるファイル名(拡張子なし)が返されます。