データベース <odbc_Database>

概要

このデザインは、ODBC データベースへのアクセスを提供するために使用されます。通常は、ODBC_Recordset デザインと一緒に使用されます。ODBC ドライバはデータベース ソフトウェアとともに提供されるか、Microsoft Excel や Microsoft Access などのその他の製品とともに提供されます。

アクセスする各データ ソースのモデルに、このデザインのインスタンスが 1 つ必要です。

通常、メイン ルート ノードの下か、その他の分かりやすい場所にこのデザイン子パーツを 1 つ置きます。

Mixin

odbc_BasePart

標準

Name [タイプ] 説明
connectString 文字列 作成される接続文字列です。ODBC 要件により書式設定されます。この文字列の例: ODBC;DSN=PEFRESULTS;UID=SuperAdm;PWD=Password

[パラメータ]

Name [タイプ] 説明
dsn 文字列 使用する ODBC データ ソース名です。これは使用する前に外部で定義する必要があります。DSN は、"データ ソース"を命名するための DBMS に依存しない方法です。DSN を作成、編集、削除するには、"ODBC データ ソース アドミニストレータ" を使用します。
userID 文字列 必要な場合に、データベースへのログインに使用するユーザ名です。既定値は "Admin" です。注意: 必ず自分の userID とパスワードの組み合わせを他の人に知られないようにし、資格情報をオープン ソース デザインに保存しないようにします
password 文字列 必要な場合に、データベースへのログインに使用するパスワードです。既定値は ""(空の文字列)です。注意: 必ず自分の userID とパスワードの組み合わせを他の人に知られないようにし、資格情報をオープン ソース デザインに保存しないようにします
loginTimeout 数値 秒単位でのログインのタイムアウトです。既定値は 15 です。ODBC ドライバまたはデータベース サーバ ドキュメントでこの値がサポートされているかどうかを確認します。
initialQueryTimeout 数値 秒単位でのクエリー実行のタイムアウトです。既定値は 15 です。ODBC ドライバまたはデータベース サーバ ドキュメントでこの値がサポートされているかどうかを確認します。
useCursorLibrary? ブーリアン演算 ODBC カーソル ライブラリ DLL をロードするかどうかを指定します。カーソル ライブラリは基礎となる ODBC ドライバのいくつかの機能をマスクし、実質的にダイナセットが使用されないようにします(ドライバがサポートしている場合)。カーソル ライブラリがロードされている場合にサポートされるカーソルは静的なスナップショットのみです。
readonly? ブーリアン演算 データベース接続を読み取り専用モードで開き、データの修正を防ぐかどうかを指定します
reuse? ブーリアン演算 廃止されました。

ルール

Name [タイプ] 説明
Provider name プロバイダ特有のロジックを指定します。たとえば MSAccess の場合、ADO が関係します。使用できる値: Oracle、SQLServer、MSAccess、DB2、Excel。現在は MSAccess のみがサポートされています。値が NoValue(既定)の場合、ODBC メカニズムが関係します
UNCPath 文字列 Access データベースの完全なファイル名です。
exclusive? ブーリアン演算 Access データベースが排他モードで開かれるかどうかです

メソッド

executeSQL( SQLstring As String, _
            Optional ignoreErrors? As Boolean = False ) As Boolean
データベースの SQL コマンド文字列を実行します。通常は、クエリーではなくテーブルの作成などの管理上の目的に使用されます。$ignoreErrors が True で指定されている場合、データベース エラーは無視されます。* SQLstring: SQL コマンド * ignoreErrors?: True の場合、データベース エラーが報告されません。
getConnectionString( ) As String
ODBC ドライバによって解釈された接続文字列を返します。"connectString" ルールに含まれるものとは異なる場合があります
getCatalogNames( ) As List
データベース カタログ名の一覧を返します。すべての DBMS がカタログをサポートしているわけではありません。カタログには、1 つまたは複数のスキーマを含めることができます。
getSchemaNames( catalog As String ) As List
データベース スキーマ名の一覧を返します。スキーマは、特定のユーザによって作成されたデータベース オブジェクトのコレクションです。* Catalog: データベース カタログの名前です。ODBC ドライバがカタログの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。
getTableNames( catalog As String, _
               schema As String ) As List 
特定のカタログまたはスキーマに属しているテーブル名の一覧を返します。* Catalog: データベース カタログの名前です。ODBC ドライバがカタログの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。* Schema: データベース スキーマの名前です。ODBC ドライバがスキーマの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。
getColumnNames( catalog As String, _
                schema As String, _
                table As String ) As List
テーブルの列名の一覧を返します。* Catalog: データベース カタログの名前です。ODBC ドライバがカタログの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。* Schema: データベース スキーマの名前です。ODBC ドライバがスキーマの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。* Table: テーブルまたはビューの名前です。
getFieldInfo( catalog As String, _
              schema As String, _
              table As String, _
              field As String ) As List
テーブル内の特定のフィールドを示す一覧を返します。* Catalog: データベース カタログの名前です。ODBC ドライバがカタログの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。* Schema: データベース スキーマの名前です。ODBC ドライバがスキーマの概念をサポートしない場合は、""(空の文字列)を指定します。* Table: テーブルまたはビューの名前です。* Field: テーブルまたはビューのフィールド(列)の名前です

例 1

ODBC データベースへの接続

次のコードは DSN "PERFRESULTS" に接続します。

子の名前: DBConnection
子のデザイン: odbc_Database
[名前] [タイプ] 指定値
dsn 文字列 "PERFRESULTS"
userID 文字列 "User"