random()

概要

乱数を返します。乱数は、決定論的アルゴリズムを使用するため真にランダムではなく、より正確には擬似ランダムと呼ばれます。初期値またはシードを指定することで、繰り返し可能な乱数のシーケンスを生成することができます。

構文

random ( Optional seed As Integer = 0) As Any 

引数	[タイプ]	説明
seed	整数	任意指定。繰り返し可能な一連の擬似乱数の生成に使用されるシード値です。既定値は 0 (ゼロ)で、(通常は)一連の擬似乱数を作成します。

例 1

Intent >random() 
--> 0.19330423902097 

さまざまな結果が得られます。

例 2

シードを使用します

Rule random1 As Number
    random(seed := 1)
    Return roundToNearest(random(), 0.001)
End Rule

Intent >random1
--> 0.564

ルール random1 を評価し、常に 0.564 を返します。

例 3

ループを使用します

Rule random2 As Number
    random(seed := 2731774)
    
    Dim result As List = {}
    Dim i As Integer
    
    For i = 1 to 9
        result = result + {roundToNearest(random(), 0.001)}
    Next i

    Return result
End Rule

Intent >random2
--> {0.99, 0.29, 0.394, 0.7, 0.546, 0.352, 0.49, 0.154, 0.194}

ルール random2 は常に値の一覧を返します。